地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

情報パターン(型)に溺れる記憶の固着、あるいは固執

題名:情報パターン(型)に溺れる記憶の固着、あるいは固執 報告者:アダム&ナッシュ 本記事は、この記事の続きです。 先の記事にて、記憶の忘却についてヘルマン・エビングハウス博士の研究から探り、記憶の忘却はある意味、人にとって正しくもあることを示…

情報過多に溺れないための記憶の忘却

題名:情報過多に溺れないための記憶の忘却 報告者:アダム&ナッシュ 毎日の生活の中で、あらゆることが情報として流れる。しかしながら、人はそれをつぶさに全て記憶できない。例え、どんなに記憶力の良い人であったとしても、人として記憶の忘却は避けるこ…

現代アート・的アプローチをデジタルに委ねて

題名:現代アート・的アプローチをデジタルに委ねて 報告者:アダム&ナッシュ 本記事は、この記事の続きです。 現代アートは様々な抽象的なアプローチも対象として、許容され、ここの記事でも示されたようにマルセル・デュシャンによる、トイレすらも見方に…

アーチストSarah Moon氏の描写を研究して

題名:アーチストSarah Moon氏の描写を研究して 報告者:アダム&ナッシュ いつの時代でも偉大なるアーチストの作例の系譜をなぞることは、古くから、絵画においては模写としてなされてきた。出来上がった模写自体は、もちろんオリジナルではない。しかしなが…

顔面の美しさへの単純描画の試み

題名:顔面の美しさへの単純描画の試み 報告者:アダム&ナッシュ 本記事は、この記事の続きです。 先の記事にて、顔面の各パーツとの関係おいてその配置を知るとともに、それが美しいと感じられる比率について調査した。その結果、顔面の美しさを評価するAI…

象徴性としての顔面が持つ美しさの比率

題名:象徴性としての顔面が持つ美しさの比率 報告者:アダム&ナッシュ 本記事は、この記事の続きです。 先の記事にて「Deeplooks」による顔面の美しさを評価するAIを用いて様々な芸能人の顔について検討するとともに、能面とのその結果の違いについて検討さ…

風景画における山の重なりを単純化する

題名:風景画における山の重なりを単純化する 報告者:アダム&ナッシュ 風景画に関して、山を見て描く時や、山で写真を取る際にふと気づくことがある。それが山の重なり具合である。色で問えば、近くは濃く、遠くは薄くなる。形状で問えば、近くはその凹凸が…

寝ている女性は何を夢見ているか?

題名:寝ている女性は何を夢見ているか? 報告者:アダム&ナッシュ 夢に関してはこの記事を始めとして、当研究室でも多くの議論が重ねられたところではあるが、その世界観を問うと、現実にはありえないはずの世界も垣間見られることもしばしばである。夢世界…

水の中のゆらめき、および、その表現

題名:水の中のゆらめき、および、その表現 報告者:アダム&ナッシュ ヒトはすでに陸上動物であり、水の中では生きては行けない。一方で、かつては陸上に住んでいたものの、水の中へと居を移し、水中生活を営む動物も現に存在する。イルカやクジラなどがそれ…

現実の3次元世界を如何にして現実的な2次元世界に閉じ込めるか

題名:現実の3次元世界を如何にして現実的な2次元世界に閉じ込めるか 報告者:アダム&ナッシュ イタリアのルネサンス期を代表する芸術家であり、同時に、偉大な科学者であったレオナルド・ダ・ヴィンチは、芸術面においても科学的手法を多く取り入れ、人体の…

見返りによる萌えどころの構図

題名:見返りによる萌えどころの構図 報告者:アダム&ナッシュ 本記事は、この記事の続きです。 見返りでの姿絵といえば、真っ先に思い浮かぶのが、江戸時代前期の絵師、菱川師宣の代表作となる1)。文献2)にそれを閲覧できるので興味のある方は見ていただき…

舞妓はんのことばとメイクにおける伝統

題名:舞妓はんのことばとメイクにおける伝統 報告者:アダム&ナッシュ 「おおきに」、「すんまへん」、「おたのもうします」とは、舞妓はんにとって、お座敷が務まるといわれる3つの京ことばになるが1)、その通りで、舞妓はんにはやはり京ことばがよく似合…

Saul Leiterが見た世界、Saul Leiterから見た世界

題名:Saul Leiterが見た世界、Saul Leiterから見た世界 報告者:アダム&ナッシュ 現在は多くの写真(画像)がインターネット上を始めとしてあふれており、そこにいくばくかの個性は見いだせる(この記事も参照)。しかしながら、AI(人工知能)と同じで、何度も学…

美しさのアトラスからみた美しさ

題名:美しさのアトラスからみた美しさ 報告者:アダム&ナッシュ 美しさの基準は国によって微妙に異なる。さらに、それぞれの人の価値基準も異なるために、一概に美しいという判定はしにくい。しかしながら、国が異なっても、人種が異なっても、美しいという…

Daniel Murtagh氏への嫉妬

題名:Daniel Murtagh氏への嫉妬 報告者:アダム&ナッシュ 才能というものはどのように形成されるのであろうか。努力か、経験か、それとも、そもそも何か持っているものが違うのか。 それはなんとも言えない。努力することによって才能を開花できるとされる…

ファビアン de S Lineへの虚述

題名:ファビアン de S Lineへの虚述 報告者:アダム&ナッシュ 1958年にスペインのイベルコ大学のFabian Treviño(ファビアン・トレビニョ)博士は、芸術学において人体がもつ最も美しい曲線に、あるLineが支配していると仮定して、一つの定理を提案した。それ…

インターネットにおける画像の作者同定

題名:インターネットにおける画像の作者同定 報告者:アダム&ナッシュ インターネット上に多くあるコンテンツは、今や写真だけでなくイラストも含めて、多くの画像として存在している。そのコンテンツの中でも、特徴的な要素を持つ画像、少なくともその画像…

重なる”綺麗”さ

題名:重なる”綺麗”さ 報告者:アダム&ナッシュ 近年のインターネットの発達でよく目にするようになったコンテンツが、画像、あるいは、短めの動画(画像・短動画)であろうか。もともとは文字を中心に発達したインターネットの世界であるが、その文字は、バイ…

大正ロマンを体現した作家、竹久夢二

題名:大正ロマンを体現した作家、竹久夢二 報告者:アダム&ナッシュ 本記事は、この記事の続きです。 大正時代は、明治時代から昭和時代の移り変わりにあり、その年数は1912-1926年の約15年ほどである。しかしながら、日清、日露の2度の戦勝から、その勢い…

タマラ・ド・レンピッカの生きた時代

題名:タマラ・ド・レンピッカの生きた時代報告者:アダム&ナッシュ 本記事は、この記事の続きです。 先の記事にて、女流画家ゲアダ・ヴィーイナ(Gerda Wegener)さんが活躍した時代の世相について調べ、その同時代の女流画家タマラ・ド・レンピッカ(Tamara d…

時代の世相を映す絵画の芸術における作風

題名:時代の世相を映す絵画の芸術における作風 報告者:アダム&ナッシュ 芸術はその時代時代において、はやりすたりがどうしても存在する。ファッションでは、春夏秋冬、年代でブームがあり、はやりすたりは当たり前であっても、芸術という括りでもその傾向…

うるうる瞳がもつ意味を探る

題名:うるうる瞳がもつ意味を探る 報告者:アダム&ナッシュ 目は口ほどにものを言う、ということわざがあるように、目から受ける印象は強い。別に目から何か話し言葉が出る訳でもなく、言葉を発するのはあくまでも口であるが、口からの言葉がたいそう偉そう…

「Tus ojos, mis manos」から受けるセンス

題名:「Tus ojos, mis manos」から受けるセンス 報告者:アダム&ナッシュ 画像から受けるイメージは強く、それによって直観的に何かがひらめく。それが画像のよい所でもある。SNS(social networking service)の中でも、Instagramは画像に特化したSNSでもあ…

”どーでもよい”から、ウナギを食べるから、美女を巡る思索

題名:”どーでもよい”から、ウナギを食べるから、美女を巡る思索 報告者:アダム&ナッシュ 一般的に分からない用語があると、それを調べなければいけない状況か、あるいは、調べなくてよくてスルーしてもよい状況かで、その用語に対するその後の知識が変わる…

絵画におけるロマンティックな情景 -画家Ron Hicksの作例から-

題名:絵画におけるロマンティックな情景 -画家Ron Hicksの作例から-報告者:アダム&ナッシュ 絵画の移り変わりは、歴史的な背景や絵画技法、絵の具、写真などの技術的な発展と関係が深い。ルネサンス以前では宗教的神話をもとに創造に基づく内容が多く、壁…

H.R. Gigerの世界観に触れる

題名:H.R. Gigerの世界観に触れる報告者:アダム&ナッシュ ある程度にSF映画やプログレッシブ・ロックに詳しい人であれば、知っている人が多いであろうH.R. Giger(Hans Rudolf Giger:エッチ・アール・ギーガー)氏であるため、ここで取り上げるまでもないか…

ラピスラズリの意味とアジュールな魅惑

題名:ラピスラズリの意味とアジュールな魅惑 報告者:アダム&ナッシュ 自然界が創りだす物は、人工では創ることができない天然の輝きがある。そこには地球の誕生、さらに意識を拡大すると、宇宙の誕生をも感じさせることがしばしばある。特に、天然石は、パ…

画家スティーブ・ハンクスに学ぶ絵画描写の極意

題名:画家スティーブ・ハンクスに学ぶ絵画描写の極意報告者:アダム&ナッシュ 世の中には多くの画家が存在するが、一般的に名前が知られるのは、ルネサンス時代のレオナルド・ダ・ビンチ以降に活躍した油彩画家か、クロード・モネ以降の印象派の画家が多い…

美神アフロディーテの魔法の帯を求めて

題名:美神アフロディーテの魔法の帯を求めて報告者:アダム&ナッシュ 本記事は、この記事の続きです。 先の記事にて、ヒトの裸における芸術とエロスについて思索するともに、ギリシア神話のエロースと、その母でもある美の女神アフロディーテの神話からも絡…

芸術とエロスの接点について

題名:芸術とエロスの接点について 報告者:アダム&ナッシュ 人間の所業はあらゆる精神活動に結び付いている。その中でも、最たるものは生か死かである。悠久の人類の歴史から鑑みると、一人の人間の人生は長くても100年ちょいであり、この先にどのような科…