目玉のおやじの動きとその背景



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題名:目玉のおやじの動きとその背景
報告者:トシ

 目玉のおやじはその詳細を言わずとも分かる人は多いであろう。水木しげる氏の漫画による「ゲゲゲの鬼太郎」に出てくる鬼太郎のおやじのことである。しかしながら、その目玉のおやじを生み出した水木しげる氏は昨年の11月に93歳にて他界した。いい意味で、妖怪さながらの風体たる氏であったため、永遠に長生きするような勇ましさもあったが、そこはさすがに氏も人間であったのであろう。とても残念ではある。しかしながら、氏による漫画は永遠であり、筆者も「ゲゲゲの鬼太郎」を遡ること、その元となる「墓場の鬼太郎」は未だに愛読書として全巻持っている。
 その「墓場の鬼太郎」の第一話「鬼太郎の誕生」には、目玉おやじの誕生が記されている。一般的に、鬼太郎は左目が空洞とされるため、鬼太郎の左目が目玉のおやじの元であると思っている人もいるかもしれない。しかしながら、実際の目玉のおやじは、鬼太郎の父であった幽霊の死後の屍から左目がするりと抜け出て、実体化したもの、それが本体である。平易に言うと、おやじの目玉がおやじになったのである。ちなみに、鬼太郎の母も幽霊であるが、正確に「墓場の鬼太郎」によれば、父母ともに幽霊(人間モグラ) 族なる種族であり、人類が現れる前にすでに地球上に居たとされるも、人類に追いやられたその末裔の生き残りの夫婦が、鬼太郎の父母であると記されている。そのため、鬼太郎は幽霊(人間モグラ)族の由緒ある血統の子であるが、地球上の最後の一人の幽霊(人間モグラ)族でもある。
 目玉のおやじの使命は、鬼太郎がちゃんと育つまで見届けることにあるが、元は父たる親の目玉であり、眼球の下にある体は、眼球に繋がっていた視神経や筋肉である。それが体としての体をなし、立派な目玉のおやじとして活躍する。時に優雅に茶碗フロにも入る。それを図1に示す。目玉のおやじの体の元は、視神経や筋肉であっても、茶碗フロに入る

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図1 目玉のおやじ1)

目玉のおやじの体は、やや腹が出てオヤジっぽい雰囲気も漂うが、フロにつかれる立派な動きを見せる。一方、人類の抜け出ていない目玉の動きは、一定の動きの法則に支配され、それをリスティングの法則と呼ぶ。図2にそれを示す。このリスティングの平面上に眼球運動が支配され

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図2 リスティングの法則2)

ているのが、人類の目玉の動きの特徴である。
 このようにして人類の目玉の動きは、法則に支配され、自由が利かず、むろんフロにも入ることができない。その点、幽霊(人間モグラ)族、すなわち、目玉のおやじの動きは、自由である。パソコンの見過ぎなどで目が疲れた時は、目薬ではなく、目玉自体もフロにつかりたいが、人類に生まれた筆者は叶わない夢となろう。

1) http://hawaii-jami.jugem.jp/?eid=1028 (閲覧2016.1.26)
2) http://medical-dictionary.thefreedictionary.com/Listing's+law (閲覧2016.1.26)

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