地底たる謎の研究室

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優しい石鹸が持つ力を推察する



「宇宙コロニー( Off-world colonies )での新しい生活が貴方を待っています。チャンスと冒険に満ちた黄金の土地に、再び巡ってきた好運。」 “A new life awaits you in the Off-world colonies. The chance to begin again in a golden land of opportunity and adventure.”

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題名:優しい石鹸が持つ力を推察する
報告者:エコノ

 本記事は、この記事の続きです。

 この記事で石鹸の起源に迫るとともに、石鹸が油からなぜ生まれるのかについて考えた。ここでは、現在の石鹸と古代の石鹸を比較するとともに、石鹸が持つ力について検討したい。
 現在の石鹸を調べると、石鹸素地だけでできている純石鹸(無添加石鹸)もあれば、 様々な添加物が含まれているものもある1)。その添加物に関して、ハーブエキスやビタミンEのように人体にほとんど問題ないものから、エデト酸塩(金属封鎖剤)やジブチルヒドロキシトルエン(変質防止剤)のような、人体の安全性に疑問となるようなものまである1)。また、人体に安全でない物質は、環境への影響も怪訝される。それに比べ、天然素材由来の純石鹸は、この記事で示したように偶然生まれた古代ローマ時代の元祖石鹸と基本的には変わりない。そのため、そのような天然素材の石鹸は、美容にも環境にも優しいことが推測される。
 古代ローマ時代の女性は、虚栄心が人一倍であり、公の場で人々に自らの美を誇るのを常とした2)。すなわち、「美しくありたい、若くありたい」と言う願望は、古代ローマ時代も現在も変わらない女性の永遠のテーマ2)とも言えよう。そのため、肌や髪にも「優しい石鹸」は女性の永遠のテーマを満たすべく、美容にとって必需品である。ルネッサンス期のイタリアの画家サンドロ・ボッティチェッリは、古代ローマ・ギリシア時代を振り返り、「ヴィーナスの誕生」を作製したが、その女性にも見られるように、古代ローマ・ギリシア時代の女性は、入念に肌や髪の手入れを「優しい石鹸」でしていたのではないか、と推察される。図にそれを示す。それでは、「優しい石鹸」には、いったいどのようなものがあるのであろうか。
 アメリカのポートランド州には、元チーズ職人のロリ・ブレッソンさんが作る天然素材100%の手作りの石鹸の「カマムソープ」がある4)。元チーズ職人ということも魅力的ではあるが、ある意味、よい石鹸はチーズの如くうまそうな感じがすることも確かである。

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図 「ヴィーナスの誕生」の女性3)

その「カマムソープ」は、ポートランド州では知らない人はいないぐらい13年以上も愛されているロングセラー商品であり4)、もちろん天然油脂が主材料である。このような石鹸を使うことは、美容にも良いだけでなく、図の女性のように人柄も「優しく」する力があるかもしれない。もちろん、「カマムソープ」などを参考に、その「優しい石鹸」を自ら手作りすることは、さらにその女性に「優しく」する力を与えるであろう。

1) http://www.live-science.com/honkan/basic/miwake03.html (閲覧2016.2.17)
2) http://blog.livedoor.jp/cucciola1007/archives/3786667.html (閲覧2016.2.17)
3) http://westerncivart.com/items/show/2758 (閲覧2016.2.17)
4) https://kinarino.jp/cat5-美容・ケア/5070-元チーズ職人が作るオーガニック石鹸。天然素材100%『カマム』ソープ (閲覧2016.2.17)

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