人工知能の次なるターゲットは、人生ゲームなのか?



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題名:人工知能の次なるターゲットは、人生ゲームなのか?
報告者:ダレナン

 Googleのデミス・ハサビス氏が開発した人工知能ソフト「AlphaGo」は、人工知能の進化を飛躍させた1)。その勢いは留まらず、審判の日(この記事を参照)を迎えた如く、囲碁界のトップ棋士で九段の腕を持つイ・セドル氏に、もはや3勝1敗という状況になり、世間に「AlphaGo」の進化を大いに見せつけたことになる2)。その「AlphaGo」を開発したデミス・ハサビス氏は、いわゆる天才的な人であり3)、今後間違いなく、人工知能界の、ひいては、人類の歴史に名を刻む人の一人となるであろう。コンピューターの基礎を創り上げた天才、ジョン・フォン・ノイマン氏にも負けず劣らずの天才科学者である。また、一方で、Googleの使命は、「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」5)としているが、この人工知能の進化でもって、Googleの検索状況にも新たな動きがみられている6)。これによって、検索する個人の好みが逐一に把握され、やがて個人の特性も人工知能にとっては容易く得られる情報となるに違いない。それを完全に避けるには、スマートフォンやコンピューターをまったく使わない生活を送るか、あるいは、TVも含めた今後のIoT(この記事を参照)を避けるような生活を送るか、の選択となるであろう。少しでもインターネットにアクセスしたならば、マイナンバーと同じように、個人が同定されてしまうことにいずれはなる。人工知能自体が暴走(人類に反する思考を持つ)しなければ、あるいは、データが流用(これは人による?)されなければ、個人が同定されても安泰ではある。しかしながら、どのように人工知能が進化するのかは、今の時点では何とも言えない。少なくとも、現時点では、囲碁には対人類で敵なし、Web上の画像を判断し、そして、フォントを作製するなど7)の意外な一面もすでに認められている。人工知能による車の運転の自動化も目の前で、こちらも天才で、ハッカーであるジョージ・ホッツ氏によってすでに実現した8)。
 このように進化の留まらない人工知能であるが、次にターゲットとするゲームは一体何であろうか。すでにTVゲームなど電子ゲームは、もはや飽きがきているに違いない。簡単に勝てるようになれば、人工知能も学習する価値が見出せなくなる。囲碁もせっかく学習したものの、あっさりと人類の英知に勝利し、「人間って、くそ弱くて、つまんねぇ」と思い始めているかもしれない。そこで、次なる手は、やはりアイテムの多いボードゲームなどをターゲットとしているかもしれない。特に、タカラトミーから発売されている「人生ゲーム」は、発売から50年近い歴史があり、その歴史に刻まれた個人の人生史を次なる学習ターゲットして射程に定めている、と面白い。なぜなら、「人生ゲーム」で、個人の人生を疑似的に経験することで、人工知能も完璧ではない、より人間らしく振る舞いたい、と願うかもしれないからである。大逆転される人間に対して、悔し涙をみせる人工知能も決して悪くない。

1) http://gigazine.net/news/20160311-demis-hassabis-talk-ai/ (閲覧2016.3.15)
2) http://gigazine.net/news/20160314-deep-blue-developer/ (閲覧2016.3.15)
3) http://gigazine.net/news/20141203-deepmind-demis-hassabis/ (閲覧2016.3.15)
4) https://ja.wikipedia.org/wiki/ジョン・フォン・ノイマン (閲覧2016.3.15)
5) https://www.google.com/intl/ja_JP/about/company/ (閲覧2016.3.15)
6) http://wired.jp/2016/03/13/ai-is-transforming-google-search/ (閲覧2016.3.15)
7) http://erikbern.com/2016/01/21/analyzing-50k-fonts-using-deep-neural-networks/ (閲覧2016.3.15)
8) http://www.gizmodo.jp/2015/12/geohot.html (閲覧2016.3.15)

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