ハムスターの一生から、ヒトの知能を考える



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題名:ハムスターの一生から、ヒトの知能を考える
報告者:ダレナン

 本記事は、基本的にこの記事の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 先の記事で、ハムスターの24時間は、ヒトで言えば6日間生きている換算となり、ハムスターの時間の約6.35倍が、ヒトの時間となることを示した。ここでは、ハムスターの時間から、ハムスターの一生を探り、それから考え得るヒトの知能を探りたい。
 ハムスターが70歳になるまでの時間は、先の6.35倍から

613200/6.35/24/365=11年

となる。しかしながら、ハムスターの寿命は、ギネスに載る最長寿でも4.5年とされ(ただし、ハムスターの種類は不明)1)、上の答えと異なる。先の記事では、ヒト・ハムスターともに成体の体重により時間の違いを計算したことが、その異なった答えを導いた理由になるのかもしれない。実際のハムスターの寿命はもっと短く、ヒトとの対応表によれば、ハムスターの1年10カ月半が、ヒトの70歳に相当する2)。それでは、ヒトの4.5歳児はどのような状態かと言えば、①箸で上手に食べることができる、②階段の2、3段から飛び降りることができる、③相手の目を見て話したり、聞いたりすることができる、などがあげられる3)。実に人間らしい状態へと変貌している。一方、最長寿のハムスターとて、ヒトのこの年代で息絶えてしまう。しかしながら、ハムスターは、4.5歳になるもっと以前から、①両手で器用にヒマワリの種を食べることができる、②回し車で運動することができる、③ヒトを見て、愛嬌をふりまくことができる、などの成長があり、ヒトの成長と比べても、遜色がない。そこには、ハムスターには(ハムスター的な)知能があると言えよう。
 そこで、ヒトとハムスターの知能に関して、高度な知能を獲得したヒトのチャーリーとネズミのアルジャーノンを例に、ダニエル・キイスの名著「アルジャーノンに花束を」からの引用で探ってみたい。

「知能は…最高の資質のひとつですよ。しかし知識を求める心が、愛情を求める心を排除してしまうことがあまりにも多いんです。…中略… 愛情を与えたり受け入れたりする能力がなければ、知能というものは精神的道徳的な崩壊をもたらし …中略… 暴力と苦痛にしかつながらない…」

これを見ると明らかであるが、ヒトの知能の大事な面は、知識以上にやはり愛情であることが明らかである。裏を返せば、ハムスターに愛情を持って接することで、ハムスターの知能もアップする可能性を示唆している。もし、そうなった時は、ハムスターも次のように言うこともありうる(かもしれない)。

「いつもの食事じゃなくてぇ、おいしいヒマワリの種をくだしゃい」

1) http://xn--fdkc8h2a2842duwb.jp/animal/hamster/609/ (閲覧2016.4.11)
2) http://nenrei.info/animal/hamster_djungarian.html (閲覧2016.4.11)
3) http://eminews.jp/?p=316#i-4 (閲覧2016.4.11)

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