地底たる謎の研究室

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イタリアのポケール社における模型へのこだわり


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題名:イタリアのポケール社における模型へのこだわり
報告者:ログ

 イタリアのポケール社はアルナルド・ポケールとコラッド・ムラトーレによって1952年にイタリアのトリノで創業した模型メーカーである1)。1961年にアルナルド・ポケールによるフィアット1300の自動車模型キットを機に飛躍し、さらに1970年にジャン・パウロ・アルティニの設計による1/8スケールのロールスロイスのファントムIIのキットの発売によってポケール社の名前を不動にした1-2)。このロールスロイスのファントムIIのこだわりはものすごく、様々な素材によるなんと2000個以上のパーツを組み合わせ、ピストンやギヤも組み込まれた模型と呼ぶにはあまりにも凄い内容であった。当方、1970年代のポケール社の通販カタログを持っていたが、あまりにも凄い内容で、ロールスロイスのファントムIIを始めとして、ブガッティ50T、メルセデスベンツ500Kも、とても模型には見えなかったのを覚えている。その後、ポケール社の状況を追いかけると1-2)、1972年に工場の火災があり、1974年に優秀な若き設計者であったジャン・パウロ・アルティニが33歳で亡くなり、残念なことに、1998年を最後に最新カタログがなくなるとともに事実上生産を中止している。その辺の詳しい事情は文献1-2)にある。しかしながら、2013年にポケール社のブランド名3)で、イギリスの模型会社であるホーンビィ社が1/8スケールのランボルギーニ・アヴェンタドールのキットを発売した。実際のポケール社はすでに存在しないものの、ポケール社のDNAはこのランボルギーニ・アヴェンタドールのキットに息づいているのではなかろうか。下図にランボルギーニ・アヴェンタドールのキットのパーツを示す。

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図 ランボルギーニ・アヴェンタドールのキットのパーツ4)

これを見ると、ロールスロイスのファントムIIほどのパーツ点数はないようであるが、過去から現在まで、ポケール社のブランド名が残るのも頷ける。ちなみに主要パーツはダイキャストメタルとなっており、かつてのポケール社を彷彿させる。

1) https://ja.wikipedia.org/wiki/ポケール (閲覧2015.12.3)
2) http://www.rivarossi-memory.it/POCHER/Pocher_Storia.htm (閲覧2015.12.3)
3) http://www.pocher.com/ (閲覧2015.12.3)
4) http://www.pocher.com/about-pocher.html#2 (閲覧2015.12.3)


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