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オスマン帝国におけるヨーグルトの支配力


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題名:オスマン帝国におけるヨーグルトの支配力
報告者:トンカツる

 14世紀から20世紀初頭にかけて、中近東地域で繁栄をしたイスラムの帝国がオスマン帝国である。長い世紀に渡って繁栄を続けたため、領土も最盛期では図に示すように地中海、紅海、黒海を覆い、東ヨーロッパ圏にも勢力を伸ばしている。そのため、ドラキュラ伯爵と呼ばれたワラキア公は、このオスマン帝国の侵略に抵抗したことから、祖国では英雄とされている。そのオスマン帝国の民族には、中央アジアにいた騎馬遊牧民のトルコ民族がおり、彼らが羊や牛のミルクを乳酸発酵させ、ヨーグルトを作り、さらに、それから、バターやチーズをも作り出したことが知られている1)。そのため、ヨーグルトの発祥の地は、実はブルガリアではなく、トルコである1)。そのため、トルコ料理もその多くがヨーグルトを食材として利用している。
 一方、ヨーグルトに含まれる「乳酸菌」

Japanese-Ottoman1683

図 オスマン帝国の領土2)

は、腸内の環境を整え、排便機能を高めることはよく知られている。それだけではなく、新陳代謝も促進し、肌の改善効果においても優れた効果があり、かつ、免疫向上効果もあるとされている3)。そのようなヨーグルトの効果を、オスマン帝国にいたトルコ民族が知っていたかは定かではない。しかしながら、オスマン帝国の領土の拡大の裏には、ヨーグルトの力があった可能性も否定できないであろう。その裏付けとして、オスマン帝国が反映していた時代のフランスの王侯貴族は、肉食による腸の病気が多く、医者でも治らなかった腸の病気にかかっていたフランソワ一世が、羊の発酵乳(すなわち、ヨーグルト)を食べ始めてから数週間で病気は完治したとの話もある4)。また、ヨーグルトをふんだんに使ったトルコ料理は、フランス料理と中華料理とを合わせて、世界三大料理とされ、そのおいしさがよく理解できる。日本ではあまりなじみのないトルコ料理ではあるが、レシピ集1)などで料理に挑戦してみるのもよいであろう。
 このようにしてみると、ヨーグルトのルーツはブルガリアではなく、トルコにあり、先のドラキュラ伯爵がルーマニアにおいてオスマン帝国の侵略に屈してしまったのは、ヨーグルトの支配力も根底にはあったのかもしれない。

1) トゥラン, プナール: トルコヨーグルト料理 レシピ集. アスペクト, 2000.
2) https://ja.wikipedia.org/wiki/オスマン帝国 (閲覧2015.12.22)
3) http://www.kensup.com/nyskn/nyyoguruto.html (閲覧2015.12.22)
4) http://www.j-milk.jp/kenko/column/berohe000000mi3v.html (閲覧2015.12.22)

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