John Coltraneを語る



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題名:John Coltraneを語る
報告者:ゴンベ

 表題にあるようにJohn Coltraneを語りたい。しかしながら、おいそれと語ることはできない。Jazz好きの人なら、間違いなくJohn Coltraneを語ることとなれば、一晩でも語りつくせないほどの刺激をColtraneから啓示されたかと思われる。端的に言えば、John Coltraneは、ある人にとっては、そのような人である。図にJohn Coltraneの姿を示す。これほど、サックスを持つ姿が様になる人は世の中にはいないであろう。
 所謂Jazz界においてJazzの巨人と称される人が何人か存在する。その一人に、Miles Davisが存在し、そのMiles Davisと同じくしてJohn Coltraneも巨人として、必ず筆頭に挙げられる。いくつかのColtraneのリーダーアルバムの中で、筆者にとって区切りとなるのは、Jazz界における最も有名なレーベルの一つであるBlue Noteレーベルから発売された「Blue Train」、Atranticレーベルから発売された「My Favorite Things」、Impluseレーベルから発売された「Ballads」、同じくImpuseレーベルから発売された「至上の愛(A Love Supreme)」の4枚となるであろうか。「Blue Train」は1957年にリリースされ、Coltrane



図 John Coltrane1)

が31歳の時の録音となる。「My Favorite Things」は1961年のリリースであることから35歳、「Ballads」は1962年で36歳、「至上の愛」は1965年で39歳となる。実はJohn Coltraneは、1926年9月に生まれ、1967年7月に肝臓癌で亡くなったために、満40歳にて没したこととなる2)。文献2)にも記載してあるが、Coltraneはある時を境に「神の啓示」を受けた。それが1957年の7月のことである。この時をColtraneの音楽的な目ざめとしてカウントすると、実質Jazz界でColtraneが軌跡を残したのは1957年~1967年の10年間でしかない。Coltraneの年齢で言えば、30歳から40歳となり、たったの10年で、Jazz界のその後の歴史を大きく塗り替えたことが理解できる。まさに偉業である。
 人の生活において、10年は長いようで短い。短いようで長い。そのため、筆者も含めた普通の人にとっては、たった10年で大きく世界を変えることは難しいに違いない。今日と同じく明日も続く、明日も、その明後日も同じように続く、との勘違いから、日々を無駄に過ごすことも多々あるからである。しかしながら、明らかに人の人生は、その一瞬一瞬の積み重ねから生まれ、今日の努力は、明日への飛躍となることがJohn Coltraneの残されたアルバムからも伺い知ることができる。Coltraneが受けた「神の啓示」がどのようなものであったかは今となっては分からないものの、「Blue Train」から「至上の愛」に向かって年代を経て各アルバムを聴くと、明らかにColtraneの異様なまでの人としての成長が垣間聴ける。人の人生が大きく飛躍するためには、「神の啓示」が必ずしもいるとは限らないであろうが、何らかの「啓示」があるからこそ、人はその人生に偉大な軌跡をもたらすことができる、と教えてもらえるのもColtrane節ならでは、である。
 個人的には「Ballads」は生涯の愛聴盤である。これぞThe Jazzのバラードである、と感じてやまない。

1) https://gerryco23.wordpress.com/2015/02/09/coltranes-a-love-supreme-50-years-on-symbol-of-black-pride/ (閲覧2017.1.12)
2) https://ja.wikipedia.org/wiki/ジョン・コルトレーン (閲覧2017.1.12)

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