地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

Welcome To The 地球動物園 from 宇宙人



「宇宙コロニー( Off-world colonies )での新しい生活が貴方を待っています。チャンスと冒険に満ちた黄金の土地に、再び巡ってきた好運。」 “A new life awaits you in the Off-world colonies. The chance to begin again in a golden land of opportunity and adventure.”

広告


pocket LINE




題名:Welcome To The 地球動物園 from 宇宙人
報告者:宇宙人

 あと何年後か、あるいは何十年後か、あるいは何百年後かは分からないが、いずれ発見されるであろう(かもしれない)宇宙のかなたに暮らしている宇宙人からのメッセージとして、ここで捉えるのもよいかもしれない。そのため、本記事の報告者は、あえて宇宙人としたい。
 かつて地球には”Welcome To The Jungle”なる曲があった。その曲を演奏しているバンド名は、Guns N' Rosesである。Youtubeにもその曲のPV1)があるので、知らない人はそちらを見て頂きたいが、ハードロックの名曲の一つであることは、音楽に詳しい人であるならば、納得できるであろう。ここでのJungleは、その歌詞から2)、ひとつの区画を暗示し、Guns N' Rosesのフロントマンでありボーカルのアクセル・ローズ を中心とする区画か、あるいはPVを視聴すれば、アメリカないし、地球全体をも意味している。さらに、アクセル・ローズ曰く、タイトルのJungleとは「現実」を指し、それを裏付けるエピソードとして、「大きなフェンスに囲まれた、クイーンズ地区にある学校の校庭で一晩寝たんだ。すると、黒人の男が現れてこう言った。「オマエ自分がどこにいるのか、わかってるのか? Jungleだよ! オマエ死ぬぜ!」ってね。だから、そのまま歌に入れたのさ。」3)とのことである。この曲がリリースされたのが、1987年であることから、すでに30年前の曲となる。しかしながら、地球の至るところでは未だに非情なJungleが存在している。
 一方、このような非情なJungleがなくならない地球を眺めている高度な文明を持った宇宙人は、陰でこの状況を笑っているのかもしれない。この世は空間3次元、時間1次元で成り立つが、宇宙は11次元という途方もない次元で構成されているとも言われ、「現実」として知覚しているであろう3次元空間そのものも、イスラエルの物理学者であるヤコブ・ベッケンシュタイン博士によればイリュージョンとされる4)。宇宙の11次元を全て知覚できる宇宙人にすれば、あまりにもお粗末な地球人であろうか。
 この記事で、鶏が先か、卵が先か? の論争があったが、ここではさしずめ、宇宙が先か、宇宙人が先か? で考えると、藤子・F・不二雄氏のSF短編集の中にある”創世日記”で示された(図)ように、我々は単なるナンバーQ×1012-3051内の存在ともいえる。神様たる宇宙人(創(つくる)くん)は、常に地球動物園を観察し、ジャングルというよりも、まさに宇宙人(創くん)が手掛ける地球動物園内の出来事をTVと同じように視聴している(のかもしれない)。その地球人の地球上の非情なJungleを観察している宇宙人(創くん)とすれば、我々はただの地球動物園のおろかな一住人にすぎない。



図 ”創世日記”の一場面5)

1) https://www.youtube.com/watch?v=o1tj2zJ2Wvg (閲覧2017.5.11)
2) http://kashiwayaku.net/gunsnroses/welcome.php (閲覧2017.5.11)
3) https://ja.wikipedia.org/wiki/ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル (閲覧2017.5.11)
4) Bekenstein, JD: Information in the Holographic Universe. Scientific American, 289: 58-65, 2003. (http://www.phys.huji.ac.il/~bekenste/Holographic_Univ.pdf)
5) http://god634526.hatenadiary.jp/entry/2016/02/28/210604 (閲覧2017.5.11)

From ここから。© 2015 This is 地底たる謎の研究室 version。