地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

迷宮のラビリンス、あるいは二重扉の仕掛け

題名:迷宮のラビリンス、あるいは二重扉の仕掛け 報告者:ダレナン けだるい暑さの中、目の前に立っていた黒いドレスを羽織った彼女は、僕を見つけるなり、こちらに向かってきた。そうして僕にこう言った。 「わたしの事、覚えていますでしょうか。」 よく…

「チキンラーメン夫人の恋人」を読み終えて

題名:「チキンラーメン夫人の恋人」を読み終えて 報告者:ダレナン チとチで争うチキンラーメン夫人は、最後にこう言い放った。 「わたくしはどうしてチャタレイではないの。なぜ、チキンラーメンなのよ~。」 完 なかなか読み応えのある本であった。そして…

舌を突き出すノスタルジア

題名:舌を突き出すノスタルジア 報告者:ダレナン 本記事は、この記事の続きです。 そう、何もかもが現実で、何もかもが幻想なのかもしれない。 舌を突き出して、そうして請いたい(図1)。 「いつの日か。そうしていつの日か。」 図1 舌を突き出す1) いささ…

生物学的過程としての神秘体験の一事例

題名:生物学的過程としての神秘体験の一事例報告者:ダレナン 本記事は、この記事の続きです。 先の記事にて、最後にやや見慣れない用語であろう神秘的合一(unio mystica)と記述されていた。ここでは、これについて、より詳細に調べる必要性が生じたのかも…

餃子の数をカウントする

題名:餃子の数をカウントする報告者:ちょろりん 本記事は、この記事の続きです。 近頃、なかなか難しい問題、ちょー難問に出くわすことが多い。この記事ではチョッピーノというちょー難問に結び付いた。ここでは、餃子に関する問題が再び、提出された。そ…

アメリカン・イタリアンの代表は、スパゲティ・ウィズ・ミートボールだけではなかった

題名:アメリカン・イタリアンの代表は、スパゲティ・ウィズ・ミートボールだけではなかった報告者:トシ 本記事は、この記事の続きです。 明らかに世間知らずと言われようとも、知らないことは知らない。そこで調べる。ただし、調べた片っ端から忘れてしま…

「ゾンビ&エイリアンにときめく」。そんな貴方にときめくこの車。

題名:「ゾンビ&エイリアンにときめく」。そんな貴方にときめくこの車。 報告者:トシ 数多くのSF映画やホラー映画の中でも、今現在で最も登場の数が多いのが、ゾンビやエイリアンとなろうか。とてつもないZ級の映画であっても、ゾンビ・エイリアンという題…

「困窮した淀みの中のフレイムフレームトラス」という過日なる幻想

題名:「困窮した淀みの中のフレイムフレームトラス」という過日なる幻想 報告者:ダレナン 本記事は、この記事の続きです。 まさに、羽のない架せられたチョウは、困窮した淀みの中で、何かにとらわれる様に検索を始めた。そうして、先の記事に記した枷と架…

架せられた羽のないチョウの話

題名:架せられた羽のないチョウの話 報告者:ダレナン 本記事は、この記事の続きです。 時に、とらわれて。 そうして、行く末もなく、見失う。 あー、僕は、 このまま、架せられてしまうのか。 図 枷1) と、最近、妙に詩作に思索して、駄作を連発するのは、…

試作なる詩作もしくは駄作

題名:試作なる詩作もしくは駄作 報告者:ダレナン 行きて離れつ空間を漂いて、 時間とともに歩むその流浪の中、 きっと何かを見出せる。 その探したものは、 いずれまた失われようとも、 もう一度振り向くと、そうしてまた、還ってくる。 想い出そうあの時…