地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

妙なる話

題名:妙なる話報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。「僕はいつでも誠実に生きている」…? 「それがない僕は、僕じゃなくなる」…?でも、一言いってもいいでしょうか。あなたには妻となる田宮舞衣子さんと同時期にセフレの松尾由美さんと××して…

権力の盲信

題名:権力の盲信報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 それにしても、舞衣子の口からフェデリコ・フェリーニの名が出るとは意外だった。もうそこまで映画を見込んでいるのかと思うと、嬉しくも悔しくも感じもした。 彼女は思った以上に映画に浸…

”僕の”話を

題名:”僕の”話を報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 単純な光の影響かもしれないが、外の世界はまばゆいばかりの明るさに満ち溢れていた。 産まれた時は、誰もがそう思うのだろうか。それとも、誰もがそうは思わないないのだろうか。だが、産…

外の世界

題名:外の世界報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 初めて外の光をまじかに見た。目のあたりが赤く染まり、光も赤く輝いていた。そして、僕はそれをきっかけに肺に空気を入れ、僕は呼吸することを覚えた。(ここはマヤの空気と違う…) 俺がそ…

ひもらしき管

題名:ひもらしき管報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 何度も何度も憎しみを込めてその白い灰を踏みしめた。でも、彼らを葬った象徴でもあるその死の粉は、踏みしめる足の動きに合わせて、ふわりふわりと僕の足に纏わりつく。それは、かつて…

僕を殺したんなら、

題名:僕を殺したんなら、報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。舞衣子:「ほんとに、大丈夫…?」平十郎:「うん、少し落ち着いた」 ただ、胸の動悸が止まらない。起きてからも激しくドクンドクンといまだに鼓動している。 頭も痛い。頭の中で小…

嫌なフラッシュバック

題名:嫌なフラッシュバック報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 上司の手の中にびくびくとうごめいている僕の心臓。彼を取り囲んで、倒れている僕を皆は冷ややかに見降ろしている。血が滴る心臓を上司は口へと運ぶ。まるで僕が死ぬことを喜ん…

びくびくとうごめいている

題名:びくびくとうごめいている報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 莉紗はそのまま陸地に上がり、裸足のまま草の上を歩く。後ろから誰かが追いかける。追いかけるのは敦司だ。ただ、そのフレームはかなりブレる。撮影者の気持ちを反映させて…

動画を見る。

題名:動画を見る。報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 しかし、金の亡者となって死ぬまで仕事上のサバイバルをやり過ごし、金は在っても仕事に抹殺されるのか、それとも楽園でぬるま湯に浸かり、でも、将来金銭的に困窮するであろう未来にお…

仕事上のサバイバル

題名:仕事上のサバイバル報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 無人島のサバイバルは楽園ではないものの、3つの青いサンゴ礁を通してそれは、楽園であるかのように思えた。が、実際は楽ではない。エドがそれを明らかにした。60日間の何もないと…