地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

乱数の生成における乱数

題名:乱数の生成における乱数 報告者:ログ 乱数はその名の通り、ランダムな数であり、平易に言えば、でたらめな数である。しかしながら、コンピューターにおける乱数の生成は、疑似乱数が用いられ、その出現した値には、でたらめとは言えない印象もある。…

ビックリ箱の力学的な検討

題名:ビックリ箱の力学的な検討報告者:ログ ビックリ箱は、その名の通り、ビックリさせるためにある箱である。蓋をあけるとプレゼントと思いきや、中からボヨヨ~ンと、何かが飛び出す。この記事にあったように、ピエロもあれば、ドラえもんにあるようにネ…

PC界の絶滅危惧種

題名:PC界の絶滅危惧種 報告者:ログ 現在のPC(パーソナルコンピューター)の世界は、非常に移り変わりが早い。さらに、これに追い打ちをかけるように、スマートフォン、ファブレット、タブレットなど便利な情報端末の登場により、PCそのものの価値がかつて…

空飛ぶ自動車の実現化に向けて

題名:空飛ぶ自動車の実現化に向けて 報告者:ログ 古くから様々な映画に空飛ぶ自動車が登場する。筆者にとってその最たるイメージのものは、シド・ミード氏のデザインによる映画「ブレードランナー」のスピナーである。そのスピナーは、タイヤが横になりな…

Mark Levinson氏への憧れとアンプ作り

題名:Mark Levinson氏への憧れとアンプ作り 報告者:ログ 近年は、スマートフォンの普及率が50%近くとなった(この記事)。そのため、音楽も手元の小型の機器から簡単に聞くことができるようになった。一世代、もしくは、二世代前であれば、この手元で音楽再…

Android OSの歴史と変遷

題名:Android OSの歴史と変遷 報告者:ログ 少し前までは、スマートフォンでなく、携帯電話(フィーチャーフォン)が主流であった。しかしながら、日経BPコンサルティングによる「携帯電話・スマートフォン“個人利用”実態調査2015」1)によると、国内のスマー…

Foveonセンサーによる画質の再考

題名:Foveonセンサーによる画質の再考報告者:ログ 本記事は、この記事の続きです。 Foveonセンサーの構造は全色情報をセンサー全ての面から3層のCMOSで捉えることになる。そのため、通常のベイヤー配列のCMOSのように色情報を補正するフィルターが原理的に…

Foveonセンサーの構造と、そのセンサーのカメラの歴史

題名:Foveonセンサーの構造と、そのセンサーのカメラの歴史報告者:ログ 世の中にあるデジタルカメラの多くは、CCD、もしくは、CMOSを画像センサーとしている。CCDとはCharge-Coupled Deviceの略であり1)、CMOSとはComplementary Metal Oxide Semiconductor…

映画のワンシーンの佇みを撮る、銘玉31 mm

題名:映画のワンシーンの佇みを撮る、銘玉31 mm 報告者:ログ 所謂カメラ好きの人に分かる用語で銘玉というのがある。銘とは優れたを意味し、玉とはレンズを意味する。そのため、銘玉とは、一眼レフカメラや一眼カメラに装着する交換レンズの中で、特に優れ…

柿ピーにある柿の種は何個で真円に近づくか?

題名:柿ピーにある柿の種は何個で真円に近づくか? 報告者:ログ 柿ピーはとてもおいしい。柿の種の辛さとピーナッツのナッツ的な甘みが程よくマッチし、異なる歯ごたえも絶妙で、普通のお菓子としても、あるいは、酒のつまみとしても絶品である。 一方で、…

イタリアのポケール社における模型へのこだわり

題名:イタリアのポケール社における模型へのこだわり 報告者:ログ イタリアのポケール社はアルナルド・ポケールとコラッド・ムラトーレによって1952年にイタリアのトリノで創業した模型メーカーである1)。1961年にアルナルド・ポケールによるフィアット130…

手羽先を上手に食べるには

題名:手羽先を上手に食べるには 報告者:ログ 手羽先はその名の通り、にわとりの手先の羽の部分の肉である。鶏肉は牛肉や豚肉よりもやや淡白な印象があるが、こと手羽先に関しては、肉自体は少ないものの、ゼラチン質と脂肪を多く含んでおり1)、濃厚な印象…

Vivian Maierの真の才能とは

題名:Vivian Maierの真の才能とは 報告者:ログ 生前は有名でなくとも、死後に有名になる人がいる。絵画ではVincent Willem van Goghがその筆頭に挙げられるであろう。Goghの生前に売れた絵は1枚だけとされ、1891年の展覧会でようやく彼の偉業に陽が射した1…

アイルランド産のムール貝(ガーリックバターソース)の主観的な味の印象

題名:アイルランド産のムール貝(ガーリックバターソース)の主観的な味の印象 報告者:ログ 近年の食料品の発達には目覚ましいものがある。特に、すぐに作れ、すぐに食べられる即席・冷凍食品はその便利さも手伝い、年々と増加し、需要も多い。日本の食品…

ここをクリックせよ!

題名:ここをクリックせよ! 報告者:ログ クリックとは、人の動作的にパソコンのマウスのボタンを素早く押して、素早く離すことである。それにより、マウスの動作に対応した画面上の部分(→など)を起点にパソコン内にボタンが押された命令が伝わり、パソコ…

「KISTAR 55mm F1.2」にみるモノづくりの気骨

題名:「KISTAR 55mm F1.2」にみるモノづくりの気骨報告者:ログ 「KISTAR 55mm F1.2」と聞いて、この内容をすべて分かる人はどのぐらいの率であろうか。少しばかりカメラに知識がある人ならば、KISTARは分からなくとも55mm F1.2は分かるであろう。ここでこ…

不確定性「ポチる」における人の心理

題名:不確定性「ポチる」における人の心理 報告者:ログ 「ポチる」とはインターネットの普及に伴い生まれたスラングである。今では知らない人は少ないであろう。この「ポチる」について、日本語俗語辞典1)に基づいて説明すると、「ポチる」とは、スイッチ…

手のひらの映画監督と映画館

題名:手のひらの映画監督と映画館 報告者:ログ 近年の映像技術には目を見張るものがある。高価だった映像機器も今や個人のポケットマネーでも買えるようになり、映像の内容に関するクオリティは別に、誰でもが一介の映画監督として映像表現できる時代とな…

Franco Serblin氏の音への情熱

題名:Franco Serblin氏の音への情熱 報告者:ログ かつてオーディオの業界は、著しい繁栄を極めた。特にテレビジョンが多くの家庭に普及する時代からラジオが普及した後において、自分の好きな音楽を聴けるオーディオは特別な価値があった。少なくとも1960…

人前で話すコツはあるのか?

題名:人前で話すコツはあるのか? 報告者:ログ 人前で、特に大勢の人やまったく見ず知らずの人の前で話す場合は、多かれ少なかれ緊張を要する。中には全く緊張しないという人もいるようであるが、それは特殊な例であろう。少なくとも9割以上の人は、人前で…

"hello, world"の深い意味

題名:"hello, world"の深い意味 報告者:ログ “hello, world”を訳すと、”こんにちは, 世界”であるが、その語の両端に” “がつくことで、プログラミング上では文字列と認識される。この”hello, world”が日本で初めて発表されたのは、B.W. カーニハンとD.M. リ…

「二つで十分ですよ」は無限に存在するのか?

題名:「二つで十分ですよ」は無限に存在するのか? 報告者:ログ この記事を読む人は、間違いなく「ブレードランナー」のコアなファンであろう。その「ブレードランナー」はリドリースコット監督による1982年の映画であり、SF映画の金字塔の一つである。こ…

ビンセント -ロボット開発に必要な技術-

題名:ビンセント -ロボット開発に必要な技術- 報告者:ログ 1979年、アメリカのウォルト・ディズニー・ピクチャーズで製作された一本のSF映画がある。その名を「ブラックホール」という。日本では1980年に公開された1)。宇宙探査船パロミノ号に乗っていた乗…

カップラーメンははたして3分が最適なのか?

題名:カップラーメンははたして3分が最適なのか?報告者:ログ インスタントラーメンの創始者は安藤百福(あんどうももふく)と言う方で、日清食品株式会社の創業者でもある。1958年に世界に先駆けて販売したチキンラーメンが完成するまでは、様々な苦労も…