地底たる謎の研究室

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インスタントな焼きそばにまつわる不思議



「宇宙コロニー( Off-world colonies )での新しい生活が貴方を待っています。チャンスと冒険に満ちた黄金の土地に、再び巡ってきた好運。」 “A new life awaits you in the Off-world colonies. The chance to begin again in a golden land of opportunity and adventure.”

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題名:インスタントな焼きそばにまつわる不思議
報告者:トンカツる

 不思議としつつも、不思議でもなんでもないかもしれない。ただし、人によっては不思議と感じるのが、インスタントな焼きそばの作り方である。例えば、袋のインスタント焼きそばであれば、フライパンでお湯を沸かして、麺を入れ、お湯がなくなる頃に、粉、または、液体のソースをかけて、混ぜ合わせて出来上がる。カップのインスタント焼きそばであれば、お湯を注いで、3分から5分経過後に湯切り口でお湯を捨て、そして、粉、または、液体のソースをかけて、こちらも混ぜ合わせて出来上がる。この作る過程において、なぜか焼くという工程が見当たらない。不思議である。
 この状況に疑問を抱いたメーカーもあり、エースコックは「ホントに焼いた 本焼そば」なるカップ焼きそばを2006年に販売している1)。開発者のエースコックの山田さんによれば、「味付けを施し油で揚げためんを、遠赤外線を使って適切な温度で表面を焼き上げる」工程がこのカップ焼きそばには含まれ2)、実際に焼いた麺をお湯で戻すために、焼いた感じが麺に残っていることになる。ちなみに、具も焼いたものを提供しているようである。お湯を入れての調理上では、直接焼く工程はないものの、焼いた事実は間違いない。しかしながら、あまり市場では人気が得られていないためなのかは分からないが、「ホントに焼いた 本焼そば」を少なくとも店頭で見かけることは少ない。食べた方の評価によると、「ソースをかけてぐりぐりすると、見た目は普通のカップ焼きそば。一口食べると、「あっ、確かに香ばしい!!」という感じ。横を通る人、通る人が「すごいいいにおい!!」って言っていたので、本当においしそうなにおいだった模様。」3)とのことである。この評価も踏まえ、あのカップ焼きそばはいずこへ、となる前には「ホントに焼いた 本焼そば」を食べてみたいものであるが、ネット上でも販売先は特に見かけなかった。「ホントに焼いた 本焼そば」のパッケージを図に示す。見かけた時にはぜひゲットしたい。

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図 「ホントに焼いた 本焼そば」のパッケージ4)

 エースコックでは他にも様々な種類のカップ焼きそばがあるが、スタンダードなのは、「スーパーカップ 大盛りいか焼そば」になろうか。こちらは店頭でもよく見かけ、筆者も愛食している。



1) http://www.acecook.co.jp/brand/honyaki.html (閲覧2016.8.30)
2) http://www.acecook.co.jp/brand/honyaki/introduction3.html (閲覧2016.8.30)
3) https://uehatsu.info/mt/ueno/archives/2006/09/post-328.html (閲覧2016.8.30)
4) http://gigazine.net/news/20060824_acecook/ (閲覧2016.8.30)

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