地底たる謎の研究室

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なになにをなんとかするための5つの方法



「宇宙コロニー( Off-world colonies )での新しい生活が貴方を待っています。チャンスと冒険に満ちた黄金の土地に、再び巡ってきた好運。」 “A new life awaits you in the Off-world colonies. The chance to begin again in a golden land of opportunity and adventure.”

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題名:なになにをなんとかするための5つの方法
報告者:ダレナン

 日頃よく目にするブログやサイトで、「なになにするための3つの方法」や「なになにするための10選」などの表題がよいとの意見がある。それは、表題の内容に具体性が出ることや、数字を併記することで客観的な表題へとなり得るからであろう。まさに、その通りの表題を持つC BIBLEの記事1)でも記載されているが、表題に数字を入れることで、具体性や信憑性を上げることができると記されている1)。そこで、本記事も題目「なになにをなんとかするための5つの方法」とすることにした。
 ここで、問題である。本記事の表題の「なになに」とはなんであろうか。または、「なんとかするため」とはなんであろうか。例えば、「なになに」を「幸運」として、「なんとかするため」を「得るため」とすれば、

題目「幸運を得るための5つの方法」

となり、本記事は幸運を得たい人のよい記事になり得る。しかしながら、「なになに」を「火星人」として、「なんとかするため」を「捕まえるため」とすれば、

題目「火星人を捕まえるための5つの方法」

となる。すると、確かに前者では、5つの方法を実践することで、幸運が手に入るような気がし、本記事も読み手にとってありがたくなるかもしれない。しかしながら、後者では現時点ではどのような方法でもってしても火星人を捕まえることができないような気がして、ありがたくない記事となり得るであろう。少なくとも、「死ぬ気で俺についてこい!」との内容で火星移住計画を発表したイーロン・マスク氏の計画2)が成功し、火星で生まれた子供が成長して、「鬼ごっこをマスターする5つのアドバイス」と称して、誰かがレクチャーすれば、火星に生まれた子供(火星人)を5つの方法で捕まえられたことになるかもしれない。残念ながら、現時点ではタコ型火星人(この記事も参照)はおろか、微生物すらも火星からは発見されていない。そのため、題目「火星人を捕まえるための5つの方法」は現時点では明らかに間違いである。イーロン・マスク氏によるSpace Xや、アマゾンのジェフ・ベゾスが創立した宇宙旅行会社Blue Origin3)には、ぜひともこの辺を含めて期待したい。火星人は今はいなくとも、一般人が気軽に宇宙旅行できる世の中にはなってほしい。
 前置きが相当長くなった。実は、ここで、問題としたいのは数字の方である。単純に調べただけでも、よくある数字は、3、4、5、6、8、10が多い。この中でも、どの数字が最もよいのかと問えば、それは文章の内容如何によるかもしれないが、筆者は3、5、8がベストであると感じている。なぜならば、3、5、8はフィボナッチ数だからである4)。フィボナッチの歴史については、改めて記事にしたいが、この数は人類史上でも偉大な発見の一つである。



1) http://ecbible.net/contents-marketing/blog-title (閲覧2016.10.31)
2) http://www.gizmodo.jp/2016/09/spacex-making-life-multiplanetary.html (閲覧2016.10.31)
3) http://jp.techcrunch.com/2015/11/25/20151124jeff-bezos-space-program-successfully-lands-a-rocket/ (閲覧2016.10.31)
4) ダグニーズ, J., オブライエン, J.: フィボナッチ―自然の中にかくれた数を見つけた人. さえら書房. 2010.

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