地底たる謎の研究室

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眠れない夜のための羊のカウント



「宇宙コロニー( Off-world colonies )での新しい生活が貴方を待っています。チャンスと冒険に満ちた黄金の土地に、再び巡ってきた好運。」 “A new life awaits you in the Off-world colonies. The chance to begin again in a golden land of opportunity and adventure.”

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題名:眠れない夜のための羊のカウント
報告者:トシ

 寝た後に急に目が覚めて、あるいは、いろいろな悩みを考えて、なかなか眠れないとき、みなさんはどのように対処するであろうか? 運動して身体を疲れさせる、あるいは、アルコールを摂取して神経をマヒさせるなど、睡眠を強制的に促すための方法はいろいろあるが、それができない場合の古典的な方法のひとつに、羊のカウントがあろう。それは、

「羊が一匹、羊が二匹、….」

と頭の中で唱え、それがやがて睡眠へと導く、いわば呪文みたいなものである。しかしながら、なぜ羊か、というと、それは英語で羊が「sheep」、眠りが「sleep」にそのきっかけがあるようで、その語源の関連性がこの呪文を生み出したらしい1)。そのため、捉え直すと、この呪文は英語圏の語源からきているため、日本語圏ではまったく意味を成さない、ということが漠然と分かる。確かに、発声しにくい上に、いくら数えても、眠気が起きない。その時は、往々にして頭の中の羊はすでに寝ているイメージが浮かぶ(図)。

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図 すでに寝ている羊

 そこで問題となるのが、眠らなければいけないのに、無駄に羊をカウントする。それに伴って、どれくらいの時間が経つのかということであろう。羊を一匹カウントすると、人によっては様々だが、おおよそ2秒より若干少なく、1.5秒より若干多めというところであろうか。そのため、そのカウント秒数を見計らって一匹につき1.8500秒でカウントするとして、さらに、眠れないことから一匹カウントするごとに、カウント秒数が0.0010秒ずつ早くカウントしてしまう焦りが出ると強引に仮定すると、

結果:129匹で、カウントが1.0115秒となり、経過時間が3分36.6666秒になる。さらには、191匹で、カウントが0.0164秒となり、経過時間が3分91.6666秒になる。それ以上は、羊のカウント秒数がマイナスとなった。

このことから、3分91.6666秒を経過した後は、羊のカウントすること自体が無駄となる可能性が示唆された。

1) http://www.thelipster.com/trivia/hituzi.html (閲覧2015.8.17)

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