題名:たこ焼きと焼きそば、あるいはお好み焼きとの共通点を考える
報告者:トンカツる
たこ焼きと焼きそば、あるいはお好み焼きはとてもおいしい。特にお祭りなどの縁日で売られているたこ焼きと焼きそば、あるいはお好み焼きは3食黄金の組み合わせでもある。さらにこれら3食の材料の組み合わせを考えると、たこ焼きの主な材料は、小麦粉、たこ、卵、紅ショウガ、青のり、鰹節、ソース(マヨネーズ)になるが、焼きそばは麺だけで言えば、小麦粉と卵があり、具材はキャベツや豚肉があるも、その他、紅ショウガや青のり、ソース(マヨネーズ)も定番で、場合によっては鰹節ものせる。そのため、焼きそばのキャベツや豚肉を除けば、ほぼ材料は同じである。あるいはお好み焼きを考えると、小麦粉と卵はもちろん、キャベツや豚肉、紅ショウガ、青のり、鰹節、ソース(マヨネーズ)とこちらもたこ焼きと焼きそばとほぼ材料が同じである。さらに、調理の工程を見ると、たこ焼きはたこ焼き器、焼きそば、あるいはお好み焼きは鉄板を用いるが、3食とも焼くが主体であり、こちらもほぼ同じである。このようにして、たこ焼きと焼きそば、あるいはお好み焼きには不思議と共通点が多い。ただし、縁日でなければ、たこ焼き、あるいはお好み焼きには全国に専門店が多い。しかしながら、焼きそば専門店はそれよりもうんと数が少ない。この点では、焼きそばは一歩引いている感じがあるが、そこは単純に焼きそばの奥ゆかしさなのかもしれない。
一方、たこ焼きと焼きそば、あるいはお好み焼きと3食に分類されているも、材料も、調理の工程も同じであれば、これらすべてが好きな人は、一度に一緒に食べたいと思う密かな野望もあるであろう。筆者もその一人である。そこで、ここでは、これら3食の共通点を活かして、たこ焼きと焼きそば、あるいはお好み焼きに基づく、新たなる料理を編み出してみたい。
まず形状であるが、たこ焼きは丸、焼きそばは平べったいランダム、お好み焼きは平べったい円である。この中で一般うけがよいのは、丸であろうか。地球が丸いのと同じように、丸には人間の意識に訴える普遍的な形状であるとも言える。そこで、新たな料理の形状はやはり丸で確定したい。中に入れるのは、そばとたこ、豚肉は欠かせず封入したい。キャベツや紅ショーガも食感のアクセントとして封入したい。そうして出来たのが図の料理である。上からのトッピングは、これまた定番の青のり、鰹節、ソース、マヨネーズになるであろう。ここで考えると、この新たな料理には、たこ焼きらしさや焼きそばらしさはあるも、お好み焼きらしさがいまいちである。
図 新たな料理、名付けて「丸焼き」
そこで、それを補うべく、ソースにはこれまたお好み焼きに定番である、オタフクのお好みソースを使うのがよいであろう。そうすることで、この新たな料理にお好み焼きらしさをまとうことができる。さしずめ、この新たな料理を名付けるとしたら、「丸焼き」がよいかもしれない。孤独のグルメの井之頭五郎さん、TVの孤独のグルメでは、松重豊さんが演じているが、彼もきっとこの「丸焼き」には満足してくれるに違いない。「そう、これこれ、この丸焼き。これに限るよなぁー。」なんて言ってくれるかもしれない。図を見ると、まさに「腹が…減った…。」となる。
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