地底たる謎の研究室

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ときめきの所在


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題名:ときめきの所在
報告者:ダレナン

 ある時、ふとときめく。それは、何か物であったりすることもある。しかしながら、最大のときめきは対、人に対してであることは、たぶんに人の共通の意見であろうか。すなわち、生体的に言えば、なぜかしら、対、人に対して、

どきっ。

と感じ、如実に心拍数が上がるなどの反応の前に、何かがときめく。
 科学的には、ときめくことで、心拍数が上昇し、顔が赤くなるなどの現象が見られることはすでに明らかである。しかしながら、これを詳細に内観すると、実は、心拍数が上がる、あるいは、顔面が火照るなどの前に、対象となる人物の視覚による捕捉があり、それがきっかけとして、内部の記憶が ”瞬時に” 呼び起され、

どきっ。

となり、その後の反応として心拍数、汗が出るなどにつながる、ことになろう。このことから、ときめきとは、別段、身体の反応以前にもたらされる脳内の現象として考えることができる。端的に言えば、目の前の対象を捉えた知覚と、脳内の記憶にある認識が著しく合致する場合に ”ふっ” とときめく。そのため、記憶として十分に働いていない段階の赤子は、このときめき現象は起こっていないであろうことが、なんとなく推測される。
 英語でもときめきの表現は難しい。文献1)によれば、

I have a passion for him.→(意訳)「彼にときめいている」
I feel myself full of passion for him. →(意訳)「彼へのときめきを感じる」
I feel my heart struck by him. →(意訳)「私のハートは、彼にいちころみたいだ」
I feel uneasy for my love to him. →(意訳)「彼に恋焦がれて身もそぞろ」

と様々にあるも、すべてがときめきの事後報告のようにも思える。ときめきに関して、spark(火花)2)との表現もあるが、ときめきの本質は、これに近いのかもしれない。少なくとも脳内で知覚される段階でのfeelというよりも、その前段階で、脳内の神経ニューロンがきっと何らかのsparkをしている。その現象が、ときめき、として実は認識されている。
 ただし、ときめくと、sparkする脳内の変化は、身体のsparkへもおのずと変換される。それは前述からも容認でき、止むことのない、自制できない心拍数の上昇は、ときめきの本質の身体の具体化現象でもある。同じように、時間を経ても、ときめきからの募る思いは、記憶の中では止むことのないリコールとなる。これも、また、不思議な現象でもある。せつに「会いたい。」という気持ちは、まさに、その中にある。

1) https://oshiete.goo.ne.jp/qa/3450854.html (閲覧2017.9.29)
2) http://kotohako.com/1985/ (閲覧2017.9.29)

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