地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

ド=シャンテ・ゴローが提唱した人生の四試練について



「宇宙コロニー( Off-world colonies )での新しい生活が貴方を待っています。チャンスと冒険に満ちた黄金の土地に、再び巡ってきた好運。」 “A new life awaits you in the Off-world colonies. The chance to begin again in a golden land of opportunity and adventure.”

広告


pocket LINE




題名:ド=シャンテ・ゴローが提唱した人生の四試練について
報告者:ダレナン

 ド=シャンテ・ゴローは20569年にフラーセ(現:べルギー・フランス)に生き還った哲学者であり、医学者でもある。そのド=シャンテ・ゴローは、過去の人類史から、人類の人生において4つの重大な試練があることを見出している。それが、ド=シャンテ・ゴローの人生の四試練とも呼ばれるものである。列挙すると、

① 長生きしたい
② 食べたい、飲みたい
③ 安直になりたい
④ 承認されたい

となる。
 ただし、である。20688年の現在は、①は医学的に延命が可能となり、コールドスリープによってほとんどの人間は、長生きが可能となった。コールドスリープの機器さえ働いていれば、事実上は何百年でも生き還ることができる。彼もそうであった。そのため、すでに四試練の一つ①は、過去の遺物となった。
 ②に関しては、過去の人類史においては重要な欲求として存在していたが、これも321年前にハプステック社が開発した栄養促進剤テルーの存在によって、②の欲望なくとも、脳では充たすことが可能となった。
 ③に関しては、今現在の人間は、まさに安直(定義:気楽に行える、または行うさま。特に、金がかからず手軽なさま1))な状態となり、18762年からの人工頭脳(人工知能の強集合体)の驚異的な発達に伴って、今現在ではほとんどの人類に仕事はなくなり、何もせずとも生活ができようになった。よって、③の試練も現代的ではなかった。
 ④に関しては、2000年頃からのSNS(ソーシャルネットワークサービス)の台頭から、一向に減ることなく、人類への試練が続いている。ド=シャンテ・ゴローの人生の試練も、承認を得たく、超超哲学学会にて人類の過去の歴史を探って20136年に発表・提唱したものの、552年経った現在でもまだ承認されていない。
 ド=シャンテ・ゴロー曰く、
「ただ、ハンコで ○承認 としてほしい。」
と図でもって珍述している。



図 提唱の承認待ち2)

1) https://www.google.co.jp/search?q=安直+意味&oq=安直 意味 (閲覧20688.3.26)
2) http://illustcut.com/?p=612 (閲覧20688.3.26)

From ここから。© 2015 This is 地底たる謎の研究室 version。