地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

魔法のメロンパンを求めて



「宇宙コロニー( Off-world colonies )での新しい生活が貴方を待っています。チャンスと冒険に満ちた黄金の土地に、再び巡ってきた好運。」 “A new life awaits you in the Off-world colonies. The chance to begin again in a golden land of opportunity and adventure.”

20240921095316






pocket LINE

「本ページにはプロモーションが含まれています」




題名:魔法のメロンパンを求めて
報告者:ちょろりん

 メロンパンは、丸い。しかも半球状である。四角いメロンパンもあるのかもしれないが、メロンパンはやはり丸くなければ、メロンパンという雰囲気に包むことが出来ない。しかも、パンの上にはコーティングされたきらきらと光る甘い格子状にも包まれる。まさにその風貌は果物のメロンをデフォルメしたかのようなパンである。そのため、メロンパンと名付けられたのかは不明であるが、この辺はメロンパンの起源を探ればすぐに分かることでもある。しかしながら、あえて探らない。なぜなら、メロンパンはメロンパンだからである。果物のメロンがパンの中に入っていなくとも、メロンパンはやはりメロンパンでなければならない。
 そのようなパン屋の中でもひときわ存在感を放つメロンパンであるが、パンとしての存在自体に魅惑されるその大いなる存在感は人々に魔法をかける。
 やなせたかし氏のアンパンマンには、メロンパンナが登場する。が、メロンパンナは魔法は使わない。そのかわりに、得意技としてメロメロパンチがある1)。その名の通り当たった者は戦意を喪失し、メロメロになる。しかも同性にも効く1)。やなせたかし氏は、メロンパンナ制作時にメロンパンのような菓子パンを知らなく、何度もメロンパンを食べ、試行錯誤の上完成させたと語っているが、今にして思えば、やなせたかし氏は、非常にメロンパンがもつ本質的な特徴を捉えていたことが、メロンパンナから分かる。
 一方、メロメロパンチが得意技であるメロンパンナであっても、実際のパン屋においてのメロンパンは先頃に述べたように、魔法がある。まさに、人をメロメロにさせる魔法使いメロンパンである。ただし、家庭においてメロンパンを作るには、魔法使いゆえに通常のパンよりも手間もかかる。パン生地だけでなく、上のコーティングにも一工夫が必要となるからである。そこで、焼くだけでも手軽にできるメロンパンもあってもいいのかもしれない。
 そのようなメロンパンが株式会社ブーランジュリーピノキオのふくらむ魔法のメロンパンになるであろうか。オーブンレンジで約15分焼くだけでふくらむ魔法とある。図に株式会社ブーランジュリーピノキオのパンのラインナップを示す。図のまん中がメロンパンである。さらに、その他のパンもふくらむ魔法の冷凍パンとして販売され、まさに魔法使いの勢ぞろいだじょー。



図 ブーランジュリーピノキオのラインナップ2)

1) https://dic.pixiv.net/a/メロンパンナ (閲覧2018.3.30)
2) https://www.fukuramu-pan.com/ (閲覧2018.3.30)

From ここから。© 2015 This is 地底たる謎の研究室 version。