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論文「映画が人に与える影響」から、映画に関する報告書を記述したい影響を受けた論考: PartⅢ


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題名:論文「映画が人に与える影響」から、映画に関する報告書を記述したい影響を受けた論考: PartⅢ
報告者:ログ

 本記事は、基本的にこの記事の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 先のPartⅠでは映画に関して記述し、PartⅡでは神話に関して記述した。ここでは、それらの論考を踏まえ、論文「映画が人に与える影響」について筆者なりの見解を示したい。
 神話は、そもそも語られるものであり、物語の一形態である1)。その他にも、小説や映画、テレビドラマ、あるいは、お芝居なども物語をなぞるが、神話の特性は、限られた時間と空間の中で、おごそかな雰囲気に取り囲まれながら語られることが多いとされる1)。では、映画は、如何なる物語なのであろうか?
 PartⅠでも示したVOD(動画配信サービス)ならば、それで観る映画は、単なる物語となるのかもしれない。しかしながら、映画館はお金を出して、限られた時間と空間を共有するおごそかな「場」でもある。そのことから、正確には映画館で見る映画は、単なる物語でなくなるのかもしれない。映画館のそれは、より神話との間をつなぐ意味も有し、”物語り”として”り”があるのかもしれない。それは、ある意味、PartⅠでも示したが、”り”のある”物語り”が持つ世界観の構築にもヒントがあろうか。例えば、自宅ホームシアターは、あえて映画館のような出で立ちを自宅で創り上げる。これでVODを観れば、たぶん映画は単なる物語ではなく、”物語り”として”り”があるであろう。そのことから、ホームシアター工房にある施工例(図)は、まさに”物語り”に浸りたい映画ファンの憧れでもあろう。ちなみに、IMAXも”自宅を本物の映画館に”する夢を提案している3)。こちらは、最低、40万ドル(約4100万円)かかるらしい3)。



図 ホームシアター工房の施工例2)

 このようにして、映画は人に多くの影響を与える。そして、文献4)にもあるように、「人は水や空気がなければ生きていけないが、映画はそうではない。映画は生きていくうえで必ずしも必要なものではない。しかし、映画があることで私たちの人生は少しだけ豊かになるのではないだろうか。」との見解にもつながる。
 文献4)では、主に宮崎駿氏の作品を通して、映画が人に与える影響を検討している。そして、その結論として、映画を観た人の物事の見方や考え方に多少の変化をもたらしていたことを報告している4)。さらに、人は映画に何を求めているのか、との疑問に対して、「感動」を求めているという結論を得ている4)。この結論には、「感動」した。これこそが、映画鑑賞後の”り”に相当する+αに違いない。

1) 中沢新一: 人類最古の哲学. 講談社. 2002.
2) http://www.ht-kobo.jp/ (閲覧2018.8.7)
3) https://www.gizmodo.jp/2016/07/1imax40.html (閲覧2018.8.7)
4) 大西舞: 映画が人に与える影響 -女子大学生を対象とした面接調査-. 和光大学人間関係学部人間発達学科卒業論文. 2006.

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