地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

めちゃめちゃべっぴんさん



「宇宙コロニー( Off-world colonies )での新しい生活が貴方を待っています。チャンスと冒険に満ちた黄金の土地に、再び巡ってきた好運。」 “A new life awaits you in the Off-world colonies. The chance to begin again in a golden land of opportunity and adventure.”

広告


pocket LINE




題名:めちゃめちゃべっぴんさん
報告者:ダレナン

 本物語は、この物語の続きです。

 血で血を洗う抗争への発展もなく、無事に収束したその状況であったが(この物語)、シチリアン・マフィスタ―のNo.1で、ドンで、スーパーDJであるそのハムスター(ワイさま)は、No.2の動向が気になっていたらしい。DJ後で、疲れ果てているようにも思えたが、アジアン・マフィスタ―のNo.3から聞いた美人のあねさんのことが、今すぐにでも聞いて見なければ、という形相に変わっていた。

「じぶん。わりい、スマホかしてくれねーか」

僕はスマホを貸した。そのハムスター(ワイさま)は、すぐに、No.2に連絡をとった。

「あー、ワイやが。そこに、うちのNo.2のチーズ職人のダチおるか?」

「いますで、あにき。いまかわりますさけ、ちょっとまっておくなんなまし…」


「あにきー、元気にしとるかー。どやった、今日のチーズは、ええ感じやったか」

「ええ、感じやったでー。まいどおおきにや…、けんども、ところで、おっとこまえのおめーに聞きたいんやがのー。最近、新しいあねさんに熱上げとるって話、この前聞いたけんども、そのあねさん、どないな人なんや」

「そりゃー、あにき。めちゃめちゃべっぴんさんやがな、ほれぼれするでー、なんならがぞー、おくろか?」

「たのむわ」

そうして、送られてきた画像(図)を見て、ドン(ワイさま)は青ざめた。そこに写っているあねさんは、若干髪をアップにしているものの、先ほどアジアン・マフィスターのNo.3から聞いた、あの、あの、あのあねさんに間違いなかったからだ。



図 美人のあねさん1)

1) https://www.pinterest.jp/pin/310537336795596700/ (閲覧2019.10.14)

From ここから。© 2015 This is 地底たる謎の研究室 version。