題名:スィニョーレ・ダイスキィ
報告者:ダレナン
本物語は、この物語の続きです。
そうこうするうちに、すっきりと目が覚め、あの赤紫色のへろへろエキスをとっぴんぐーされたワインの影響もぬけてきたように思えた。すると、ベッドわきにはドン(ワイさま、そのハムスター)とマサーミさん以外にも、2人(正確には2ハム)のハムスターがいた。そのうちの一人(一ハム)は、そのおっとこまえゆえにシチリアン・マフィスターのNo.2であるチーズstarであることは知っている。チーズとその赤紫色ののみものをもって、Palazzo Marlettaのホテル内の隅から現れたハムスターだったからだ(この物語)。もう一人(一ハム)は、見たことがないハムスターであった。
「これがワイら、ちぎりを交わしたシチリアン・マフィスターのファミリーやで。まず、ワイはじぶん、知ってのとーり、ドンで、マイケル・ハムリオーネ。そうして、こっちがNo.2のチーズstarで、元の本名はトム・ハムゲン、改名チーヨ・トム・ハムゲン・シバスターちゅうねんけんど、フランスにいる時に、柴田千代さん1)に影響されてじゃっかん改名したんやでー。そうして、こっちがNo.3のヌードルす、本名はロバート・デニハムちゅーんやけんど、イタリア出身のわりにラーメン好きやで、ヌードルす..っちゅうわけや。時たま、牛丼もすっきやもんで、ヌードルすは、それも食べるけんどな。ワイも、それ、すっきやでー(この物語)(笑)。そうして、よく知ってのとおり、ファミリーの幹事ちゃん、マサーミちゃん♡。マサーミ・ナーガサちゃんや。そうして、もう一人おんねんけど、遅れとるさかいに、後でしょうかいするわな」
「そう言えば、じぶん。名前聞いとらんかったな。じぶん、なんて名前なんや」
「曽野寛治…。いや、違いました。ムラヤマ・ダイスケです」
「おっ、ダイスキィか。スィニョーレ・ダイスキィ、だいすきぃやでー、ってな感じやなー(笑)」
そのとき、部屋のドアにコンコンとノックがあった。「誰や。いったい誰やねん」、ドンの声で部屋の空気が一瞬ピリリとした。「ワイさま。あたしよ。ライアンよ」。
そうして、現れたライアンさん(図)は相当のべっぴんさんだった。
図 ライアンさん2)
「ライアンちゃん、よーきたのー。さっさっ、こっちにおいでーな」
1) https://www.mbs.jp/jounetsu/2019/08_04.shtml (閲覧2019.11.7)
2) https://www.pinterest.jp/pin/635852041125483889/?nic=1a&sender=737746120117069514 (閲覧2019.11.7)
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