題名:我がGaeele家の家訓
報告者:ダレナン
本物語は、この物語の続きです。
「このばかちんがー」
の後、ひと悶着。そうして、僕は伯父に無理やりひきつられ、牢屋に入れられ、籠城された。まず3日間は飲まず食わずの状態で、その時は本当に死ぬかと思った。今の時代であれば、間違いなくドメスティック。その後、げっそりとやせ細ってから、叔母からのコスメティック。「あらっ、やせたEiigoちゃんもいいもんね。かわいいわよー(笑)」としつつも、その顔の奥には、悪魔か、魔女か。伯父が悪魔なら、叔母は魔女。そう思えるしかない籠城ブリブリ。我がGaeele家に誰かがきても、僕のもとには「どーじょ」と招かれることもなく、その人は屋敷にも入れてもらえず、
「あら、うちのEiigoちゃんね。実はね…、一人で遠くへ遊びにいっちゃたのよー(ふふっ)」
という始末。それは、ジュウシマツの鳴き声のようで「プッ、プッ」、あるいは、雄は繁殖期に雌に対し、羽毛を逆立てながら「ププピー~」とさえずるかのよう1)。その「ププピー~」された拍子に、脳裏に0:04でRECされたカリーナ、myスウィートハートの笑顔を思い浮かべてしまうと(図)、自然と涙があふれる。
「あらっ、Eiigoちゃん。どういうこと。その泣き顔は、どういうことなのー?」
「カリーナ…
パシッ(鞭打つ音)
「ダメな子ねー。本当に、Eiigoちゃん、ダメな子ねー(笑)」
図 カリーナ、myスウィートハート2)
笑いながら叔母は僕を鞭打つ。そうして、我がGaeele家の家訓を幾度も幾度も読まされた。
1.我がGaeele家は、Nakajo家のために、
2.お嬢さまの安全を守り、
3.Nakajo家に尽くすこと。
1) https://ja.wikipedia.org/wiki/ジュウシマツ (閲覧2019.11.21)
2) https://www.instazu.com/media/2078804265043821589 (閲覧2019.11.21)
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