地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

Williamson Teaの缶の想い出


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題名:Williamson Teaの缶の想い出
報告者:ダレナン

 本物語は、基本的にこの物語の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 白骨化された叔母を見つけた(この物語)。ということはすでに叔母はこの世にはいない。でも、今でも、叔母からの手紙が届いている(この物語)。それはなぜなのだろうか。若干、叔母さんの目つきが蜘蛛の巣でこちらを見ているかのようにも思えた(この物語)。もしかして、叔母はまだこの世にはいるのか? 頭の中で鳴り響くGhost and Ghost and Ghosts。最後は日本(Japan)に帰って来たかのように錯覚したが、まるで、イギリス時代の悪意の群れに迷い込んで、僕は生贄になったかのようだった1)。もう、ここに帰ってきた以上、逃げ場はないのかもしれない1)。それは、Searching For The Ghostな世界。
 とりあえず、家の、変わり果てた我がGaeele家の内部を調べた。かつての自分の部屋に入ると、そこには、当時、荒ぶれていたころの自分のポートレイトが見つかった(図)。写真のこの様子だと、18か19歳のころだったろうか。自分の、自分が、なぜとの思いで、我がGaeele家の血筋をのろい、荒れ果てていた時代。everything i wantedしていた時代。そうだ、思い出した。この写真を撮ったのは、当時の彼女。写真を勉強しにロンドンに来ていた時に知り合った彼女…、えっっと、名前は…名前は….、思い出せない。過ぎ去った過去の歴史。叔母に紹介したら、とんでもないことになったんだっけか。それっきり、彼女と逢うことはなかった。
 気が付くと、自分の部屋にいると、僕の意識は過去に戻ってしまう。久しぶりに紅茶でもいれようか。そう、思い経って、台所に向かった。
 台所も荒れ果てていた。叔母が気に入っていた紅茶セットもほこりだらけになっていた。どのぐらいこの家には人がいなかったのだろうか。でも、あのWilliamson Teaの缶はそこにあった。叔母は、

「ほら、Eiigoちゃん。ここみて、缶のここみて。これパオーンなのよ。ほらっ」

うぬが幼かったころの、優しかったころの、叔母の笑顔を想い出した。

「ほんとう。ぱおーんだ~。叔母の紅茶、いつもサイコーだね」

 その当時は、ぱおーんな顔(この物語)の僕を見て、満面の笑顔を、叔母はいつも浮かべていたのだ。



図 18か19歳のころ2)

1) https://utaten.com/lyric/DEAN+FUJIOKA/Searching+For+The+Ghost/ (閲覧2019.12.1)
2) https://www.pinterest.jp/pin/703476404277877892/ (閲覧2019.12.1)

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