題名:ポリフェノールのメディア
報告者:ダレナン
本物語は、この物語の続きです。
朱に交われば紅くなり、じゃに交われば蛇となる。そうして、Gaeele家とMerame家のヘビーな、限りなくヘビーな、その戦いの様相は、邪な姑も加わるぐらいに、熾烈さを増した(この物語)。増したでました赤いリップは、その濃紺さを増しつつ、やがて紅となる(この物語)。そうして、朱な豪であるMerame家は、朱であっても柔なGaeele家を次第に圧倒しつつあった。それは、柔から、従へとなり、強いものに巻かれてしまう瞬間だ。権威はなくとも、権力があれば、その強大な力がどんどんと押してくる。イタリア、スペイン、フランス産が強いと思えども、案外、アメリカ、チリ産のコスパ権力に、朱が豪となり、いずれにしても、朱であればポリフェノールもあるだろうと、コスパ権力に押され、赤でテイスティングする。高価なイタリアの権威にあこがれつつも…。
トニー・スコット様(監督)は、そのハンガーなる特典映像にて、最後の方でこう伝えた。「永遠に生き続けるには 定期的に血を吸わなければならない」と。さらには、その少し前に、「映画は”画像のメディア”だと私は今でも考えている 画家だった経験から映画監督と画家の共通点を感じる つまり絵を描く作業も監督を行うのも”選択”なのだ 絵なら色つきのハコの縁に線を引くかどうかぐらいでカンバス内の”選択”をすればいい だが映画は選択項目が視聴覚両方にあるんだ」と。すなわち、赤もあれば、白もあるのと同じくらいに、テイスティングでの”選択”がここでも要求される。でも、いつも、選ぶのは、赤だ。
赤は、”ポリフェノールのメディア”、だからだ。
「ハイ チーズ」
いきなりMerame家の奴らは写真を撮った。それは、まるで乳製品のよう。劣勢になりつつある我がGaeele家の最後を看取るためでもあろうか。いや、そうじゃない。たぶん、親切心からだ。
「オメエ ダイブ キテルナ。ワレワレノ ショウリガ モクゼンダゼ」
その言葉を聞いた時、あやうくペコリーノ(図)しそうになった。やばいこのままでは、今宵で我がGaeele家の血筋が途絶えてしまう。
図 ペコリーノ1)
その時…
1) https://www.pinterest.jp/pin/641974121868939030/ (閲覧2019.12.14)
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