地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

数パーセントなスーパー銭湯


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題名:数パーセントなスーパー銭湯
報告者:ダレナン

 本物語は、基本的にこの物語の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 わずかばかりの晴れ間でもって、とんでもない所にビバークしていることが分かった(この物語)。でも、もはやこのビバークの状態から、天候がよくなるまでは、決して動くことが出来ない。追い打ちをかけるように、読者さまからの酷評の風とともに、その風の冷たさは一層増している。そう感じた。どんどんと体温が奪われる中、僕は自然と愛しい琉花のことを思い出した。そういえば、あの時の買い物で、琉花が買っていたものはなんだったっけ? カートに入っていたものはなんだったっけ?(図)



図 琉花1)

(読者さま:びゅーびゅーと吹いてるで、吹かすで、おい)

 ますます寒くなり、テントも風で吹き飛ばされそうな、そんな悪寒がした。

(助けを呼ぼう)

 スマホをみると、ほとんど充電が残っていなかった。

(ちくしょー、こんな時に限って。いつもそうだ気がつくと残り数パーセント。
そんな悪寒を温めるように、あったかい風呂にでも入りたくなった。
そうだ、もしも、もしも、帰れることができれば、スーパー銭湯にでも行こう。
それは、数パーセントなスーパー銭湯かもしれない。
今となっては…。
るかー)

 もはや諦め、ザックから非常用の飲み物であった二十歳以上の飲み物を取りだした。それをごくりと飲んだ。

(ウィ、スキー。るか、スキー)

 がたん。妙な音がした、かと思うと、急にテントが傾き始め、斜面にそって滑り始めた。

(読者さま:テントで、スキー…か?)

1) https://www.pinterest.jp/pin/550002173223118939/ (閲覧2020.2.27)

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