題名:えんまさまのあいはかげろう
報告者:ダレナン
本物語は、この物語の続きです。
そうやで。もっとあしもとをよーみなあかん。せやないと、しだいに、ぐらつくで。あしもとがかんじんなんや。ほれっ、あしもとを、よく、みて、みーへんか(ず)。せやないと、えんまさまにおこられるで。このずはな、えんま・らーせんさんのや。ほら、1)、からたどること、やがて、2)、にいきつくやろ。そこで、これがえんまさまのしわざや、ちゅうことが、はっきりわかるやろ。どや、わかたっかー。
「すぃーやせん」
すぃーわせにゃと。ちゃうで、そのあやまりかたは、すいやせんやない。えんま。えんま・らーせんさんのおなーりや。だからゆうたやろ、あしもとをよくみろ、それがとーだいもとくらしちゅうねんて。わかたっかー。
「ちゅうねんて、どーにもならんわ。なんちゅうねん」
そや。ええかんじに、あしもとをみれるようになっとるやないか。それがだいじなんや。としかさねても、そこがだいじなんやで。
ず えんまさまの1)
それでな、こんどは、あしもとばっーかし、みとると、きーつかんで、わすれてしもーとるもんがあるんやで。わかるか。それが、かげ。かげろーや。かげろーちゅうもんなんやで。
「ってか、それっ、はな?」
ちゃう。ちゃうで。だから、もっとあしもとをみつめなあかんて。なんどゆうたら、わかるんや。あいはかげろーや。つかのまのいのちなんや。それが、さいごに、ひとのこころをゆらすんや。
「そのせっとくに、こころ、ゆれました」
おっ、やっとわかったな。みつめれば、みつめるほど、ゆれるやろ、そのこころが…。
「えーこと、ゆーてはるわ。やっぱ」
こうして、りかいできるんや。あしもとをな。「がむでもたべるか、がむ。ほれっ」
「ありがとーございやす。あいはかげろうです」
がむはやっぱ、ろってやな。それもきしりとーるいりがいいで。
「それって、ほんま」
いやー、ほんとのところわからんな。きしりとーるで、きしり・とーる。「おくば、がたがたゆわすで、こんなしょ-もないことばっか、かいとったら」
「しいましぇん」
えんまさまにおこられるで。あいはかげろうのままやったら。
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