地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

37.2どで、ひゃす



「宇宙コロニー( Off-world colonies )での新しい生活が貴方を待っています。チャンスと冒険に満ちた黄金の土地に、再び巡ってきた好運。」 “A new life awaits you in the Off-world colonies. The chance to begin again in a golden land of opportunity and adventure.”

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題名:37.2どで、ひゃす
報告者:ダレナン

 本物語は、この物語の続きです。

 わーぷそうこうすると、ほしかんのじゅうりょくばによって、わかがえったり、としおいたりする。おうおうにして、じゅうりょくのつよいほしから、じゅうりょくのよわいほしにむかうと、わかがえることがおおい。こんかいのわーぷそうこうは、まさにそうだった。せんちょうも、ぼくちゃんも、ふねにのってうちゅうへたびだった、あのとうじのすがたにもどっていた。

「ずいぶんとわかがえりました。おっちゃんせいでのかれいしゅうにはたまらないものがありましたが、ここではそうげんのかおり、そして、そよぐかぜ。おっちゃんせいのじゅうりょくがいかにすごいものだったか、そのかれいしゅうのえいきょうたるものは、いかにすごかったか。わかりました。もう、にどと、あのおっちゃんせいにはいかないよう、ちゅういしないといけないですね」
「らじゃー」

 そのとき、とおくから、このほしのじゅうにんのようなひとがきた。
「あーきみたち。かってににゅうほししてはこまるよ。どこからきたんだね、いったいぜんたい」
「おっちゃんせいです」
「おっちゃんせい…。あのきょうれつなかれいしゅうのただようほし、おっちゃんせいかね」
「そうです」
「じゃー、こっちにきたまえ」

 そうして、つれていかれたのは、ほけんしつであった。
「さっ、ねつをはかってもらおうか。にゅうほしするには、ねつをはかってもらわねば。37.5どいじょうのはつねつが4かいじょうつづくのであれば、にゅうほしはおことわりする」

 ねつをはかった。せんちょうは、36.6ど、ぼくちゃんはわーぷのえいきょうもあったのであろうか、37.2どであった。

「37.2ど…、ということは。ぎりぎりだなー。ちょっとひゃしてもらいまひょ(ず)」



ず ひゃす1)

 このくだりでわかるひと。そう、あなたは、きっと、べてぃ・ぶるーなはずだ。



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