題名:ふしぎなこともあるもんだにゃん
報告者:ダレナン
本物語は、この物語の続きです。
ぱっとみて、なんだかわかったふりをする。「あっ、あれね…、あれのことね…」。いや、わかっておらんがなじつは。さっぱりやで、あたまんなか、さっぱりやで。そうして、えへん、とさもえらそうにせきをする。そのときは、りゅうかくさんのとうじょうだ。
「竜嘉久さん。じっさいのところどうなのでしょうか。その、まーその、おっちゃんどは。ぼくちゃんのおっちゃんどは?」
「うーん、そうだね。なかなかきびしんでにゃいの」
「きびしいともうしますと」
「ちょっくら、のぞいてみるにゃん」
「らじゃー」
そうして、しゅじいの「竜嘉久さん」とともに、みす・Sのほしの、つうしょうあまぞんがわのたいがんをのぞいてみた(ず)。
ず のぞいてみた1)
「うーん、けんさのうえではにゃんでもないよーだけんど。どうかな、ぼくちゃんとしては」
「そうですねー。なかなかのもんじゃないでしょうか」
「なかなかのもんにゃのか…。どう、ぼくちゃん、もっかいけんさしてみるにゃん?」
「よろしくおねがいします」
そうして、しゅじいの「竜嘉久さん」のもとで、さいけんさしてみた。どうやらあまぞんがわのひろさは、はんぱないようで、なかなかそのたいがんのようすがわからなかった。しゅじいの「竜嘉久さん」もこまっていた。
「くんくん…。じゃっかんにおいがするにゃん。でも、けんさではでないにゃん。ふしぎなこともあるもんだにゃん」
めいいといわれている「竜嘉久さん」もかなりこまっていた。
どんどこどこどこ、どんどこどこどこ。ふたたび、そういうおとがきこえた。
1) https://www.pinterest.jp/pin/685250899534630459/ (閲覧2020.6.18)
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