題名:なんともいえないとろとろかん
報告者:ダレナン
本物語は、この物語の続きです。
つうしょうあまぞんがわのたいがん、りくちにおりたった。みす・Sのほしゆえに、りくちをふみしめるたびに、きゅんきゅん、とおとがした。それに、おっちゃんせいのあのかれいしゅうとはちがい、とてもいいかほりがした。きゅんきゅん、きゅんきゅん。そのようすから、せんちょういわく、あー、こころまであらわれるようだ。
そうかもしれない。さわやかなかぜがふきつつ、それにあわせてゆれているはなからのかほり、きゅんきゅんするときめきを、そこはかとなくあたえてくれる。そう、だれもかれもがこころときめくしゅんかん。これが、みす・Sのほしのまなざし、にちがいない。でも、かんどーばかりしているわけにはいかない。このさきに、なにがまちかまえているか、わからない。みす・Sのほしにはらいばるがおおい。それは、きょうりゅう。それとも、べつのなにか。いまは、わからなかった。
それでも、いまはみちでも、みちのみちをもちみちとかいたくする。そして、みちのえきのように、かいたくし、とくさんひんをうる。そのことが、ぱーきんぐえりあだけでなく、さーびすえりあとしての、めりっとをうみだし、ごとうちぐるめなるものもかんがえられることになろうか。よーし、とくさんひんとしてこんばんのさかなは、【農協】白菜キムチ。これにしよう。そうきめた。
どんどこどこどこ、どんどこどこどこ。
【農協】白菜キムチをたべているさいちゅう、またあのおとがきこえた。ろまんすなどらまー、がたたくおとだろうか。じつにいいかんじで、どこどこしている。すげーやファビアン・プリン。プリンとつくだけあって、なんともいえないとろとろかんをどらむでうみだしてるやないかい。
プリンくん、ええかんじやーでー。こっちのほうががめんあかるくて、プリンくんのすごさがよーけわかるで。つい、どらまーのプリンくんみてまうでー。ほんに。
そのおとにしばらくききほれていると、りくちのすぐさきにあったもりのおくから、だれかがでてきた(ず)。
ず だれか1)
「これからさきのもりは、わたくしがあんないします」
だれだかわからない。でも、ぼくちゃんとせんちょうは、そのひとがたどるあとをつけて、もりへとわけはいっていった。
1) https://www.pinterest.jp/pin/737745982699419252/ (閲覧2020.6.26)
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