地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

今日のお題は、「心の穴とパンツの穴」



「宇宙コロニー( Off-world colonies )での新しい生活が貴方を待っています。チャンスと冒険に満ちた黄金の土地に、再び巡ってきた好運。」 “A new life awaits you in the Off-world colonies. The chance to begin again in a golden land of opportunity and adventure.”

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題名:今日のお題は、「心の穴とパンツの穴」
報告者:ダレナン

(前回の続き)
 コーヒーの飲みすぎだろうか。おしっこ模様を眺めると、そう感じることもある。
 ただし、本当は、年だ。年を重ねて、どんどんと年をとる。あの真新しいパンツも気がつけば、ち〇ことこうもんの中央部に穴が開いている。そのサイズちょうど人差し指が入るぐらいだった。トイレでパンツをおろすたびに、その穴に指を突っ込む。そうして、パンツの経年変化を感じるとともに、心身ともに僕自らの年も感じる。
 今日はちゃんと最後までにょうをだしきったぞ、と思いつつも、それでもじわりとくることもある。そのじわりは、じわりじわりと精神に堪える。僕は年をとったのだ、と。僕はもうすでにお年寄りなんだ、と。
 ただ、若いお年寄りもいるはずだ。「俺は年よりじゃねー」っていう人もいるはずだ。でも、人間なら同じく年をとる。若くしても細胞はちゃくちゃくと年を重ねる。パンツと同じく、いずれ細胞にも穴が開く。そしてこう思う。
 僕はたぶん青の時に、あの時に、あのひとと別れてから、心に穴が開いたままなのだろうか。
 もちろん妻の成美のことは「すっきやーでー」と伝えた。つい先日も、すき屋でねぎ玉牛丼を食べたばかりだ。今度はとろ〜り3種のチーズ牛丼にしようと意気込んでいる僕がいる。妻は先日のメニューへの目配りからすると、たぶん次はわさび山かけ牛丼を注文するだろう。そして、そのすき屋での帰りのすっきやでーのしあわせ感はちゃんと今も覚えている。年はとってもあの時の記憶は確かだ。成美も「うん、おいちかったね」とその時満面の笑顔を見せた。
 たぶん僕が死んでしまい、生まれ変わったとしても、きっと成美と結婚する。そう思えた瞬間。
 ただ、僕の過去の心の穴がパンツの穴のようにほころびたままなんだ。だから、「れりごー、れりごー」としてありのままの自分をここで執筆したい。そんでもって、今日のお題は、「心の穴とパンツの穴」にしよう。そうすれば、穴と雪の女王がやってくる。穴と雪の女王がこの執筆にやってくるはずだ(笑)。

雪の女王:「穴って。失礼しちゃうわ」

 パンツだけでなくズボンも穴が開く。その穴を埋めようとパッチするも、パッチの横に穴が開く。そしてさらにパッチし、パッチパチとなる。僕とズボンの間で火花が飛び散る。その火花が家計に燃え広がる。家計に燃え広がった火は、心に別の感情を呼び覚ます。

僕:「くそっ、あいつらのせいだ」

 でも、奴らを呪ったところで、焔は鎮火しない。The Unforgettable Fire。忘れることのない焔。
 でも、もうわかっているんだ。
 僕は前に進まなきゃ。過去を呪っても何も変わらない。年老いても、僕は未来に向かって進まないと、心の穴はふさがらないんだ。



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