…が、ころしゅたんだ。「貴様。それでも軍人か」ころしゅて、ぼきゅは、ぐんじんになっちゃんだ。 社内のエレベータ内の鏡で自分の写る姿を見ると、ヒヨコに見えた。「僕はシズコを殺したんだ」そうつぶやいた。 “くっくどぅーどるどぅ”は僕自身なのか。あの受付の子は、クミちゃんは風邪だと言っていた。本当にクミちゃんは風邪なんだろうか。風邪で休んでいるだけなんだろうか。クミちゃんも僕が殺してしまったんじゃないか、そう思えた。 営業課の５Fに着き、周りを見渡すと、社員すべてがニワトリに見えた。…

題名：「貴様。それでも軍人か」報告者：ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 僕はできるだけ昨晩見た夢を思い出すように反芻した。しかし、もはや詳細には覚えてはいない。でも、シズコが消えた理由は、そこにある。そう信じて、昨日の夢を思い出すように努めた。ただ、何度も反芻しようとも、思ったよりも夢の中の細かいことが思い出せない。 さっき見た事実として、家の奥に現れたそのヒヨコは、シズコを殺した、そう告げた。“くっくどぅーどるどぅ”がそう告げた。 シズコがいない中、僕は何とか自分の…