地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

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問答無用

…の物語の続きです。「うちの冷蔵庫は蒸発しやすいんだ… そういった瞬間、妻は怒っていた、いや笑っていた。いや、呆れていたように見えた。「そんなはずないじゃん。あなたが食べたんでしょ。正直にいいなさいよ」 僕の目には妻が呆れていたかのように見えていたが、すごい剣幕でどやされた。そうだ、食べ物の恨みは恐ろしいんだ。でも、僕にも理由はあった。 若干、若干、そう若干なりともお腹が空いていたのだ。 キリンに触発され、胃袋がまるで底の見えない深い井戸のように、深く深くまで掘り下げられていた…

うちの冷蔵庫

題名:うちの冷蔵庫報告者:ダレナン なんとなくの沈黙を破って、僕は再び執筆することを決意した。なぜならば目の前にエイヒレがあったからだ。そのエイヒレはとてつもなく固く締めあげられ、歯で噛もうとすると、派手かもという意識となり、そうしてハデルという名の人がいたことを、ここで思い出した。 そう、ここはロンドン。まだ見ぬロンドンの夜景に、今、そわそわしている。それにしても堅い。なんて固いんだこのエイヒレは。歯でかむことできへんがな。 そうして、冷蔵庫に逢った、冷蔵庫で出逢った、その…