地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

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電流スピナーに同乗した。

…た。よだれを垂らしてぐーすか寝ているわたしを指さした。指指して、ゆびさして、ゆびゆびして、りどるはスマホ内部から画像をピンチアウトし、わたしを拡大した。 恥ずかしいことに、その時、わたしは寝ながらぶっぅす~とした。幻覚で僕に夢見させているりどるの人物像がぶっぅす~な訳なく、それは間違いなくわたしの放屁だった。 「放屁した…」 わずかの隙間からスマホ内部へにおいが侵入してきた。そのスマホは、IP68 に準拠した防塵、防水性能を持っているにも関わらず、内部にもにおいが充満し始めた…

ぐーすか寝ている

題名:ぐーすか寝ている報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 押し入れの肥やしとなったわたしのトランペットは、ある日、その押し入れの肥料と適度な湿度とともにいい環境が整い、カビが生え、そこからキノコがにょきにょきと出て、傘を開いた。その様子はまるでラッパのようだった。キノコがラッパとなって、トランペットと相乗効果を及ぼし、キノコは叫んだ。「俺をここから出してくれ。押し入れから出してくれ」と。 でも、そう簡単に出すわけにはいかない。壮観なまでのキノコの様相は、まるで「…

疑惑による有罪

…。その蓋には、Grolschのその蓋には、明日の日も明後日もあなたは飲めますよ的な蓋があるにも関わらず、僕の飲むことは留まらなかった。疑惑による有罪。 僕の記憶は、何かが完全に失われている。酩酊の中、時系列もあいまいになっている。 それは分かっていた。でも、それが何かは分からなかった。戻ってきたシズコの部屋を覗いた。あいも変わらずシズコはぐーすか寝ている。愛は変わっても、愛も変わらずだった。From ここから。© 2015 This is 地底たる謎の研究室 version。