地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

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その一心

題名:その一心報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 提案した時、ダオッコ博士は難色を示した。それも当たり前だ。Moon Townに限らず、地球でも個人の記憶を勝手に操作することに対しては、厳重に戒められている。場合によっては法律でかなりの重罪となる可能性が秘められていた。 個人の記憶操作に基づく使用目的に関しては、如何なる操作であろうとも、その個人の同意の下に帰属され、そこには厳格な裁きが存在はしない。ただし、その部分は、非常にグレーゾーンである。もし、その操作し…

僕の愛は禁じられた色彩を帯びる

…晴美さんに逢いたい、その一心で、愛の頂きにまで登攀しようと試みた(この物語)。そこでのあゆみは、まさに、輝ける樹木のように、When every step I take (一歩一歩あゆむにつれ)Leads me so far away (はるか彼方へ向かうのなら)Every thought should bring me closer home (考えに耽るたび僕は故郷に近づくはず)となっていた。琉花と晴美さんのことを反芻しながら、一歩一歩あゆむ。そのたびに、僕は、自分が琉花…

3000メートル級の山に匹敵する愛の痛み

…という山に、痛みに。その一心だった。図 大山1)アサリ(カツオの妹):「兄ちゃん。また、今度、山行くの? それも、こんな時期に」「ああ、まあね」アサリ:「なんか修行してるみたい…。あっ、そうそう、今日ね、コンブチャン(この物語)としまむらと美容院に行って来たんだー。ねっ」コンブチャン:「アサリちゃんのおかげ、毎日が楽しい、ねっ」アサリ:「コンブチャン。このままずっとイソベ家にいれば…。ついでに、兄ちゃんのお嫁さんにでも…なーんて言ってみたりして、えへ」1) https://t…

焼ける僕

…かなければならない、その一心であった。そのうちに、タンちゃんからも料理の極意を教えてもらううちに、叔母の言葉もあって、タンちゃんにラブするようになった。いっつも、厨房でかっこよく餃子を焼いているタンちゃんに、めらめらと焼けたのだ(図)。タンちゃんには彼氏がいるのだろうか、それとも、特別な人がいるのだろうか、と。ある時、料理を教えてもらっている最中に、何気なく聞いた。図 焼ける僕1)「タンちゃんってさー。今さー、特別な人っているの?」タンちゃん:「いるよ…」「いる…、誰? それ…

ラーメン道は、険しいで~

…ンの極意が知りたい。その一心だった。「おやっさん。表に従業員募集と書いてありましたけど、僕をやとってもらえませんか?」おやっさんは一瞬、きょとんとした。でも、その後に、にっこりと笑いながら、「おっちゃんのラーメン道は、険しいで~。外人のあんちゃんに、ついてこれるか?」「はい」と即答した。「よーし、明日からここであんちゃんに働いてもらうべか。ところで、あんちゃんの名前は?」「Eiigo Gaeeleといいます」 そうして、僕は猫ラーメン(図)で修行することに決まった。俺の醤油味…