地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

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順路に従って

…の物語の続きです。 んごぉーと鳴いとるで~。その言い方は物まねではあったものの、こぶちゃんの鳴き方に間違いなかった。つまりはこうだ。香料メランジが付着した僕がこぶちゃんを埋めた時に使ったスコップ、幸運のスコップだけでなく、こぶちゃん自身もフランコ・ハバド氏の手に渡ってしまっていた、のだ。 落胆している僕を見て、ツキオは「君はな。実は、こぶちゃんを埋葬することで、Createを葬った。すなわち、今や何も残っちゃいない。そういうこっちゃ…。だが…、実はな…。まっ、これ以降は、順路…

んごぉーと鳴いとるで~

題名:んごぉーと鳴いとるで~報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 館の中は薄暗く、ほの明るかった。そこでは、今にも何かが起こりそうな気配がした。やや狭めの通路の左右の壁にはフランコ・ハバド氏の写真がずらっと飾られ、「我を崇めよ。我こそが想像と創造にあふれるCreatorなのだ」と壁面に書かれてあった。写真にあるその鋭い眼光はいずれもが、ツキオの宇宙船内で見た動画のままだった。 しばらく順路をたどると、輝く部屋が左手に現れた。中に入ると、そこにハバド氏が立っていた。…