地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

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タワーシンボルKT88

…考えつつも、すべてがオオワク・バク・ゼンとしていた。それでも電流スピナーは僕が傾けたコントロールレバーの進路方向(それは漠然と意図したい希望的観測のところのストーリーの進路方向と関係なく)へと淡々と真空管街まで進み、やがてぼおうっとした明かりの灯る街がフロントガラスの中央に見え始めた。あれがたぶん真空管街だろう。そのほのかな明かりの中には、近代的な技術とは異なる双三極管としての存在が感じられた。あれはelectro-harmonixの12AU7Aだろうか。そしてこちらはGen…

オオワク・バク・ゼン

題名:オオワク・バク・ゼン報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 真空管街へ向かえば、Snapdragonまでの進路とかなり左にそれることになる。そのため、その後にSnapdragonまで向かうとすれば、時間は実質2時間30分以上かかりそうだった。ただし、電流スピナーの充電が0になれば、もはや前後左右への進行どころか浮上すらできなくなる。やっぱり、こちらを先決しなければなるまい。 ただ、スマホ外部での時間経過のことを考えると、僕に残された時間はあまりない。近いうちに…