地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

ダオッコ博士に の検索結果:

赤信号が点滅から点灯へ

…かったで。もう一回、ダオッコ博士に記憶を操作してもらわなあかんかもしれへんな。よーでけとる。この3Dホログラフィのキーコちゃんは。でもな。本当のキーコは、もっともっとエロかったんや。わいの欲望がどうしようもないくらいに、だだもれになるぐらいに、なんかこーな、ぎゅうーっと締め付けられる感じがいっつもあったんやで。そうや、君、そうそうノブヨシくん。今から二人でMoon Town宇宙科学研究所のダン・ダオッコ博士のとこにいってみるか…。そうすれば、君の赤信号も青に変わるかもしれへん…

記憶の残骸

…のせいやろか。また、ダオッコ博士に聞いてみなあかんな…」そう、思わざるを得なかった。(キーコ。キーコは、今、どこにおるんや…) そのSeigenなき、制限あるも、な、I think of youに僕は、(Oh、No)と叫ぶほかなかった。空には、宇宙空間にはあの愛しい白いドラゴンがゆうゆうとフローしている。(あれっ、なんやろ…)宇宙服のヘルメットの鏡面をこすった。キムタクなフローさぽーてっどばいギャオ。 ただ、もう、終わったことだった。それは、記憶の残骸というレベルでのことだろ…

若干の変化

…させられた。同時に、ダオッコ博士に対しても非難が集まった。しかし、幸いなことに、心理検査ではツキオに異常は認められなかった。そのため、ダオッコ博士の行為は刑罰には及ばないと判定された。 ツキオの性格への若干の変化以外には。ツキオ:「ダオッコ博士のおかげで、キーコに逢うことができそうやな。まっ、多少、わいが変わったとしても、結果オーライっちゅうことやな。でも、そのピンクの白衣、えろー似おっとるで。ピンクの白衣…、ピンク衣やがな。ダオッコ博士。その内側もきっとえろー、いんやろな」…

半分人間ハルバー・メンシュ。

…見つかる)。さっきのダオッコ博士によるその言葉と同じように、確信された笑みがそこにはあった。 ダオッコ博士についていった。そして、昨日のあの部屋の、あの真っ白いベッドの、その前まで来た。ベッドはまたくねくねし始め、昨日と同じように僕にフィットするように機能している。昨日の機能はそのままだ。その動きはまるで魔法がかかっているかのように思えた。「ささっ、ツキオくん。そこに横たわって…」 甘い香りにささっと誘われるスーパーGのように、僕はダオッコ博士の甘い誘惑にほだされ、ベッドに横…

真っ白なベッド

…安らぐのだ。だから、ダオッコ博士にお願いする。僕の血を限りなく吸ってほしいと…。 ベッドに横たわると、やはり僕の体の形状にものの見事にフィットしたベッドになっていた。両手、両足が固定されつつも、その固定はこれから始まる自分の記憶の湖底を探るかのようにときめいた。湖底には黄金が眠っている。それは、キーコと過ごした思い出の時間。ダオッコ博士:「これから先はツキオくんとキーコさんとのいろいろな出来事がツキオくんの記憶に基づいて再現される。その中で、ツキオくんは、他人に知られたくない…

データに付与する

…事をかみ砕くように、ダオッコ博士に詳細に話をした。そして、僕自身が考えたニューAIに基づいたリアル3Dホログラフィによるキーコの蘇り、それについてダオッコ博士に提案した。ダオッコ博士:「なるほど。そういうことね…。ちょっとツキオくんの手の内を見せてもらってもいいかしら」 僕は手を差し出し、ダオッコ博士はそれをスキャンした。ダオッコ博士:「そうね。大体6,7割のデータはここに保管されているかな。これなら、肉体的なキーコさんの再現は案外、容易に可能かもしれない。でも、残り3割の情…

ダオッコ博士に

題名:ダオッコ博士に報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 キーコがこの世を去ってから、月の世界を去ってから、彼女はどこに行ったのか未だに分からなかった。月の世界のどこか遠くにまで闇の中、独りで足を運んで、そこで制服(宇宙服)を脱いだのかもしれない。そうだとすると、もはや生命の維持はできなくなる。そこでの肢体からは、やがて月の嵐に運ばれ、宇宙空間の遠くの、遠くにまで運ばれているとすれば、もはや捜索は不可能に近い。 でも、キーコは見つからないままであっても、僕の中の記…

その肢体

…ホログラフィによってキーコがこの世に蘇る。 ただ、足りない部分の手の内のデータを僕の中の記憶からどれだけ補えるかが、キーコの実像レベルの精度に直結する。ただ、たぶん闇でも、その夜がso darkでも、同じ夜の記憶を何度も何度も再生すれば、キーコの実像への精度が上がるはず。どのぐらいまでレベルを上げられるのか、今度、Moon Town宇宙科学研究所のダン・ダオッコ博士に聞いてみることにしよう。From ここから。© 2015 This is 地底たる謎の研究室 version。