地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

一向に動かない牛 の検索結果:

ニワトリ並みの鳥肌

…か、死んでいるのか。一向に動かない牛。その牛の周りを黄色い小さな物体がぴょこぴょこと動き回っていた。目を凝らすと、それはヒヨコだった。ご丁寧にそのヒヨコの胸には名札が貼ってあった。くっくどぅーどるどぅと書かれてある。 そして、時折、そのヒヨコは銃を取り出し、獣の雄たけびのようにくっくどぅーどるどぅと鳴いていた。たぶん牛に銃を向け、打とうとしている。でも、ヒヨコの腕からはニワトリ並みの鳥肌が立って、くちばしもがちがちと震えていた。 そこにこけこっこーと名札の書かれたニワトリが登…

一向に動かない牛

題名:一向に動かない牛報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 テーブルに届いたハイネケンで僕たちは乾杯した。そして、ゆっくりとメニューを見直し、店員さんを呼んでお互いに注文した。「「ペペロンチーノとタコのカルパッチョ…」」っといったとたん二人で顔を見合わせた。本当にタイミングがよく似ている。店員さんいささかびっくりして「えっ、っと、一皿でしょうか」と問うた。再び僕たちは、「「二皿お願い」」とまた同調する。本当に息がぴったりだった。僕たちは通じ合っている…。 その後、…