地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

天の貢ぎ の検索結果:

同期が、動機となって、動悸させられている。

…きです。 僕の心臓は天の貢ぎによりエナイさんに取り込まれ、僕の魂は果てしなく祖父と同期していた。僕にはもはや心臓はない。ということは魂もない。でも、祖父の元に僕の魂が取り込まれ、そしてその時の状況に同期して激しく揺れていた。僕はもうすぐ死ぬ。でも、僕はもうすぐ祖父から魂をもらう。そういう契約がエナイさんを介して、取り交わされていた。 死の交換だった。 段々とガス室のガスの濃度は濃くなる。皆一様に、息ができないくらいに、せき込んでいた。バタバタと倒れていく。彷徨う意識がふわふわ…

天の貢ぎ

題名:天の貢ぎ報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 メガミ・エナイさんの呪術は続き、僕は過去とのつながりを帯びつつ、著しい過去との同期を感じられた。それは僕の魂であるその心臓をそのままぎゅっと握られ、もみほぐされているかのようでもあった。でも…。 どうやら、それは現実だった。エナイさんからの手の鼓動が伝わってくる。僕の胸元を見ると大量の赤い血が胸から滴り落ちている。僕の胸は、真っ二つに開胸されている。その開胸されている僕の胸に、エナイさんは容赦なく手を突っ込み、僕…