地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

嫁さんへの愛 の検索結果:

スープの中の結晶

…ものの、おやっさんの嫁さんへの愛(この物語)は、スープの中の結晶(図)として輝いている。そんなスープ、僕には作れっこない。どんなにあがいても、それは作れっこない。無理だ。「おやようございます。あれっ、ガエールくん、今日は早いのね」図 スープの中の結晶1) タンちゃんが店に来た。タンちゃん:「あっ、もしかして、おじさんの仕込みマスターしているの?」僕:「そっそうなんだ…けど…」 そうはいいつつも、決してマスターできない無垢な領域があることが分かった。少しでもおやっさんに近づきた…

苦渋の決断

…それは、おやっさんの嫁さんへの愛、その結晶もブレることになる(この物語)。だから、大事な仕込みの過程では、いつもおやっさんの手によった。ただ、ここのところ、その量が日増しに増えているので、おやっさんも大変そうだった。「おやっさん、仕込み手伝いましょうか」「いやいや、まだまだいけるでー、おっちゃんはまだまだいけるでー。それは嫁に対する愛なんや。逢いとうなって仕方ないんや。だから、頑張るでー」「でも、これ以上仕込みが増えると、味がブレるのではないかと心配で…」「そっ、そうか。味が…

嫁さんへの愛

題名:嫁さんへの愛報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 SNS、いや、インスタグラムの影響であろうか。ここしばらく、猫ラーメンにはひっきりなしに女子のお客さんが増えていた。ここまでお客が多くなる前の、常連客も時折見かけるも、ここ最近の女子の客の多さに、常連の客も足が遠のいていたような気もする。なんで、こんなに女子が増えたのであろうか。店に入った途端、ラーメンを食べるよりも、スマホで写真を撮る人があまりにも多すぎた。 うちは、あくまでも、ラーメン一筋。サイドメニュー…