地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

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僕を殺したんなら、

…そう思った。くぎを打ち続けると、今度わらがバラバラになった。僕はポケットからマッチを取り出し、火をつけた。マッチ棒の先に明かりが見える。それをわらへと移す。燃えさかる炎。 (もう、嫌なフラッシュバックは起こらない。起こらない。起こらない) そう念じながら、燃えさかる炎を眺め続けていた。燃え尽きると、その灰にめがけて僕は足を踏み下ろした。そして、何度も何度も踏み返した。灰の粉が宙に舞い散った。From ここから。© 2015 This is 地底たる謎の研究室 version。

嫌なフラッシュバック

題名:嫌なフラッシュバック報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 上司の手の中にびくびくとうごめいている僕の心臓。彼を取り囲んで、倒れている僕を皆は冷ややかに見降ろしている。血が滴る心臓を上司は口へと運ぶ。まるで僕が死ぬことを喜んでいるように、彼はにやりと笑いながら、僕の心臓にむしゃぶりつく。意識が遠のき始める。(知ってるよ。あなたは僕が死んでくれたほうがありがたいんだろ。僕のようにのろまで何もできない無能な奴は、あなたにとっていないほうがありがたいんだろう。でも、…