地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

小指の祈り の検索結果:

心して食え

…。それとも、もっかい小指の祈りするんか、君は。わいは、別にかまわんけんどな」「いや、しません、できまへん」「そーやろ。じゃ、あきらめ。ほら、そこ、かつ丼届いたで」 テーブルの上には特盛のかつ丼がほかほかと湯気を上げていた。あったかそうだった。おまけに、いい匂いも漂っている。じゅる。これが取り調べの極上特盛かつ丼。 そういえば、さっきまでテーブル上のケーキで冷蔵機能だったのが、電子レンジ機能にすり変わったのだろうか。妙に周りもあたたかい。それは、かつ丼からの湯気だけではなさそう…

分かりにくい味つけ

…物語の続きです。 「小指の祈りでもええよ」 Moon人はそう言った。最初は小指の祈り、何のこと…、と思った。小指の祈りぃ~やったるで~、若干、謎の歌を歌いながら、Moon人が再びテーブル裏のボタンを押した。その時、テーブルからにょきッと出てきたものにぞっとした。小型のギロチン台。まさしくギロチン台の小型のものだった。Moon人:「さっ、そこの穴に小指を入れて、わいが紐を引っ張るでな」僕:「こ、こ、これって…」「そうや、あれやで。君、はよ、置かんかい、そこの穴に小指やー」Moo…

小指の祈り

題名:小指の祈り報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。Moon人:「その秘密の袋とじには、スペースZ社バージョン5の重要な計画が示されていた」僕:「重要な計画とは…?」「それが、新新時代のノアの箱舟。別名、袋とじ計画と言われるもんや。それもスペースZ社の秘密裏の計画、君もナーシなんとかという人と計画した新時代のノアの箱舟の、パクリ計画だ」僕:「パクリ計画」「そうだ、ただし…」僕:「ただし...?」「大きく違う点がある」僕:「大きく違う点?」「そう、ラクダだ」僕:「ラ…