地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

確かに、臭い。 の検索結果:

羽夢(Spring Dream)

…の物語の続きです。 確かに、臭い。その臭さが寝具の中でこもりにこもっていた。外気が寒いために寝具には入口も出口もなく、すべてが思いっきり閉ざされ、それは路頭に迷う内部拡散されたガスでもあった。そして、肛門から断続的にいずるそのガスは、ぷっぷぷっぷと弾発的に臭いを放っていた。それは、他人がその寝具の中に入ると、毒ガスによる密室拷問の如く、神経をしびらせ、麻痺させる。しかし、それを生み出した張本人、それはわたしだが、わたし自身は何ともなく平気だった。自家製ガスだったからだ。 ただ…

確かに、臭い。

題名:確かに、臭い。報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 電流スピナーはスマホ内部のデータを輸送する空飛ぶ車のようなものであった。エレクトロンがマイナスからプラスへと転じるそのデータに付加をかけて、01の信号として、中央国家集権であるCPUのSnapdragonへとエサを運ぶ。途中、民間企業のRAMを介して、そこで官公庁のROMと照合してメモリー審査され、Snapdragonのエサにふさわしい情報かどうかが判定される。「それでははっしんするにゃん」 りどるは、電流…