題名:説教の合間に報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 大切なものは失ってから、始めて分かる。それがかけがえのないものだったということに。 そのきっかけを与えてくれたのが、あの当時に別れた琉花だった。伯父の説教(この物語)の合間に、眺めていた窓越しの風景から、ふと目の前にあの時の琉花が現れたようだった(図)。「カツオくん。わたし、カツオくんのこと信じていたのに、愛してるといってくれたのに、あれは嘘だったの?」「嘘じゃない。本当だ」「じゃぁ、なんで琉花じゃなくて、晴…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。