地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

順路に従って の検索結果:

けたけたけた…

… 重い足取りで、僕は順路に従って進んだ。両方の足首には鎖が繋がれ、その先に3kgほどの鉄球がくっついているようなそんな足取りで、じゃらじゃらごろごろ、じゃらじゃらごろごろという音も幻聴のように聞こえていた。大人への階段のステップは踏めず、かといって頭の中にCreateも何もない。僕は今、地べたを這いつくばっている。 カサコソ。スーパーGが目の前を横切った。 鉄球の足取りの割に、僕の口はカサコソと軽やかになった。他人のCreateを見ては、ぶーたれ、そして文句を述べる。他人のC…

順路に従って

題名:順路に従って報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 んごぉーと鳴いとるで~。その言い方は物まねではあったものの、こぶちゃんの鳴き方に間違いなかった。つまりはこうだ。香料メランジが付着した僕がこぶちゃんを埋めた時に使ったスコップ、幸運のスコップだけでなく、こぶちゃん自身もフランコ・ハバド氏の手に渡ってしまっていた、のだ。 落胆している僕を見て、ツキオは「君はな。実は、こぶちゃんを埋葬することで、Createを葬った。すなわち、今や何も残っちゃいない。そういうこっ…