地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

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ストローな気分

…線に入ってくるのは、針ポッたな魔法使いのみ。ポッた、ポッたと魔法使いは流れ、僕の腕に、針を通じて魔法が染みてくる。でも、その魔法が染みても、部屋に横たわっていた不穏な空気は留まったままだった。入れ歯にはシュミテクトかもしれないが、趣味てくとな状況のまったくない部屋には、何とも味気ない空気が漂う。それを今、実感していた。 ふぉーん。えっ…そうして間違っていたことに気づいたのだ。シュミテクトは入れ歯ではなく、歯磨き粉だったな。じゃあ、入れ歯は何か。頭を振り絞り、見事に思い出した。…

針ポッたな魔法使い

題名:針ポッたな魔法使い報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 獣が銃を放つなら、彼は、銃を放たなかった彼、くっくどぅーどるどぅは、獣ではなかったのだろうか。そこに僕に対する彼なりの配慮があったのだろうか…? 何も分からないまま僕はぼんやりと眠りに近い瞼で混沌としていた。 気がつけば、口元から何だかまた血の味がした。再び出血をしているみたいだ。でも、その量は微かで、ほっておけばこのまま何とか一夜はすごせるかもしれない。変にナースコールを押すことは控えよう。新人の彼女…