地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

ホモ・エロティクスなる進化への示唆

題名:ホモ・エロティクスなる進化への示唆報告者:ナンカイン 人類はいくつかの段階を経て、ヒトから人(ホモ・サピエンス)へと至った。例えば、人類の太古の祖先、チンパンジー、ゴリラ、あるいは、オラウータンなどに分岐する前に、ヒトと共通の祖先がいた…

人アップデートにおける全自動化を進めるための創造の想像

題名:人アップデートにおける全自動化を進めるための創造の想像報告者:ナンカイン 気がつくと、スマートフォン(スマホ)ではアップデートが盛んになされている。場合によっては、毎日アップデートしていることもしばしばである。それ自体は、スマホ単体で問…

何もない空間のための美的なセンス

題名:何もない空間のための美的なセンス 報告者:ナンカイン 人の顔に関しては、その美しいと感じられる基準について、先頃のこの記事とこの記事を含めて様々な検討が実施された。さらに、能との関連に筆者のこの記事において、検討できた。しかしながら、…

現代的な美しさは古代にも表現されたのか?

題名:現代的な美しさは古代にも表現されたのか? 報告者:ナンカイン 本記事は、この記事の続きです。 以前のこの記事とこの記事において、新石器時代に作られたであろうと推定されている石仮面がイスラエルから発見され、それに関して調べるとともに、その…

「Deeplooks」を用いて、美しさの象徴性から、汎用性のある能面の表情を探る

題名:「Deeplooks」を用いて、美しさの象徴性から、汎用性のある能面の表情を探る 報告者:ナンカイン 本記事は、この記事の続きです。 先の記事にて、能について理解を深めるために、能面の特性と能のもつ物語りの特徴から調べた。ここで、能面に再び焦点…

能への理解に向けて

題名:能への理解に向けて 報告者:ナンカイン 能は能面なくしては語れない。能における能面の役割は、神を擬人化し、その力にふさわしい表情を作り出すことにある1)。例えば、仰向けることで晴れ晴れとした表情を見せ、俯くことで頬に影が入り悲しみに泣く…

それは、ジョーズか、トロールか?

題名:それは、ジョーズか、トロールか? 報告者:ナンカイン 本記事は、この記事の続きです。 システム的にダウンさせる構文として、for文やwhile文がある。例えば、文献1)にもあるように、while (true) { printf("hello"); }と記述すると、helloの文字の出…

インターネットにおけるテロメラーゼの阻害

題名:インターネットにおけるテロメラーゼの阻害 報告者:ナンカイン 本記事は、この記事の続きです。 先の記事にて、匿名性に関する内容について、一旦、考えを収束させたつもりで終えた。しかしながら、ここにきて、再び論じたくなった。なぜなら、匿名性…

Webという電子世界へのダイビングに伴う罠

題名:Webという電子世界へのダイビングに伴う罠 報告者:ナンカイン 本記事は、この記事の続きです。 インターネットの黎明期の時のことである。とあるコンテンツに興味を持ち、それを中心とするサイトにて、とあるコンテンツを投稿した。やがて、投稿者と…

「バレなければよい」という状況下での位相補償について

題名:「バレなければよい」という状況下での位相補償について 報告者:ナンカイン 本記事は、この記事の続きです。 手動制御による湯沸かし器で問題となるのは、湯沸かし器の反応による。文献1)によると、湯沸かし器の反応がにぶいことで、ガス量の調節が難…

コミュニケーション結合における記号論的な有機体

題名:コミュニケーション結合における記号論的な有機体 報告者:ナンカイン 個々人が集合し、それらが結合する。その結合は、地球上の人間であるならば、言語を介したコミュニケーションによる結合であれば、それによって産み出されるのが、社会性となる。…

肌の質感に対する人類史的アプローチの概観

題名:肌の質感に対する人類史的アプローチの概観 報告者:ナンカイン ヒトの体表には毛が少ない。時には毛の多いヒトもいるも、動物と比較すると、あまりにも少ないのがヒトの体毛である。その体毛がなくなった理由として、いくつかの仮説があげられている…

金と愛、そして、信仰と欲望

題名:金と愛、そして、信仰と欲望 報告者:ナンカイン 本記事は、この記事の続きです。 ここでの記事などを介して、これまで、お金と愛と、愛とお金にまつわる考察を、映画「熟れた本能」での見識も交えながら実施した。そして、ここで、再び、この記事に立…

愛における”だから”とボヴァリズム

題名:愛における”だから”とボヴァリズム報告者:ナンカイン 本記事は、この記事の続きです。 やや勉強不足の記事になるかもしれない。前もってそれを文頭で断っておきたいが、少しずつ前進したいと願う筆者の気持ちの過程として、この記事が存在している。…

「終わりなき愛の欲望」を推敲する

題名:「終わりなき愛の欲望」を推敲する 報告者:ナンカイン 本記事は、この記事の続きです。 愛の欲望は人間の本能でもあろうか。先の記事にてフランスのカトリーヌ・コルシニ監督による「熟れた本能」について触れたが、その邦題に勝るとも劣らん、表題「…

シンコーるなき愛は、”物”で着飾ったとしても、こころの装飾は得られない

題名:シンコーるなき愛は、”物”で着飾ったとしても、こころの装飾は得られない報告者:ナンカイン 本記事は、この記事の続きです。 先の記事で、お金が欲する信仰は、信仰を欲する愛となる、ことを示した。そのことによって、お金と愛との間には、実は信仰…

愛とお金と、お金と愛と、

題名:愛とお金と、お金と愛と、 報告者:ナンカイン お金はモノに作用する。この記事でも示したように、有形する物として、漢字による”物”、もう一つは無形、実在しないが精神的(概念的)な物として、ひらがなの”もの”とすると、お金では物が買え、その物が…

ヤン=ヘオツクバル・オットーロに基づく映画芸術に関する若干の考察

題名:ヤン=ヘオツクバル・オットーロに基づく映画芸術に関する若干の考察報告者:ナンカイン 今世紀において、最大で、かつ、最高の、芸術的な試論を重ねたヤン=ヘオツクバル・オットーロ氏に関して、ここで改めて言うまでもない。その一方で、氏が亡くなる…

平安時代におけるシェケナベイベー論述

題名:平安時代におけるシェケナベイベー論述 報告者:ナンカイン 本記事は、この記事の続きです。 平安時代は、延暦13年(794年)から文治元年(1185年)/建久3年(1192年)頃における日本の歴史の時代区分の一つであり、平安京(京都)に都を移してから鎌倉幕府が…

いま、まさに、魂は投げられた -在原業平の思考から-

題名:いま、まさに、魂は投げられた -在原業平の思考から- 報告者:ナンカイン 本記事は、この記事の続きです。 先の記事にて、在原業平朝臣による百人一首の17番の歌、「ちはやふる かみよもきかず たつたがわ からくれないに みつくくるとは」を提示する…

枕を起源とするもしかして論考

題名:枕を起源とするもしかして論考 報告者:ナンカイン 本記事は、この記事の続きです。 先の記事にて、中国の女優さんであるDilraba Dilmurat(迪麗熱巴)さんから、枕投げの一環として、画像から枕が投げられた。そして、その枕は枕詞となって、ちはやふる…

ちはやふるKiel estas tiu koro? でもって、それをどう使うかはあなた次第、に至る

題名:ちはやふるKiel estas tiu koro? でもって、それをどう使うかはあなた次第、に至る 報告者:ナンカイン 様々なインターネット上のコンテンツを分類すると、その多くはこの記事でも示したように、映像/画像などが、現代では最も重要な位置を占める。そ…

3つの“もの“から、価値ある”もの“を選び出し、(とりあえず)仮説演繹する

題名:3つの“もの“から、価値ある”もの“を選び出し、(とりあえず)仮説演繹する 報告者: ナンカイン この地球から人という存在そのものが、仮にいなくなるとすれば、それに伴って人にある大きな3つの理解の存在が危ぶまれる。それが、信仰、希望、そして、愛…

新石器時代における石仮面が象徴するデザイン -Part Ⅱ-

題名:新石器時代における石仮面が象徴するデザイン -Part Ⅱ- 報告者:ナンカイン 本記事は、この記事の続きです。 先の記事にて、イスラエルで発見された石仮面について述べ、その石仮面の背景について探った。ここでは、石仮面のデザイン上の特徴を述べる…

新石器時代における石仮面が象徴するデザイン -Part Ⅰ-

題名:新石器時代における石仮面が象徴するデザイン -Part Ⅰ- 報告者:ナンカイン 自然界のものには様々なデザインが存在する。それは円に近かったり、三角に近かったり、四角に近かったり、である。しかしながら、完全な対称性の持つものはほとんどなく、上…

インターネット上のコンテンツの特徴をまとめる

題名:インターネット上のコンテンツの特徴をまとめる 報告者:ナンカイン 映画などは、画像と音楽が一体となって創り出される時間の流動を感じるコンテンツであり、画像という視覚と音楽という聴覚の両感覚を刺激するコンテンツでもある。ここでは、それを…

ネタバレ研究の、…ネタバレ注意

題名:ネタバレ研究の、…ネタバレ注意 報告者:ナンカイン ネタバレとは、例えば小説や映画などにおいて予め結論や展開などを教えてもらう、あるいは、見聞きしてしまうことで、その小説や映画の隠された部分が明らかとなってしまうことを指す。これは筆者の…

豚の哲学、あるいは哲学する豚について

題名:豚の哲学、あるいは哲学する豚について 報告者:ナンカイン 世の中には面白い考えが沢山ある。ふとした拍子にそれを発見すると、”ブヒィ”、と嘶きたくなる。それが、豚の哲学へと至る。 そもそも豚の哲学なるものは、慶應義塾大学の倫理学を専門とする…

退屈についての検討

題名:退屈についての検討 報告者:ナンカイン 関西学院大学の高畑由紀夫博士は、文献1)の中でこう告げている。「退屈についてレポートを書け」と。そしてその結びには、”退屈”の本質は奥が深く、心理学でも、哲学でも、なんでも議論できる、と示されている…

主体と客体の交いによる人間・性への転換

題名:主体と客体の交いによる人間・性への転換 報告者:ナンカイン 世界を構成するものとして、「見るもの、知るもの」と「見られるもの、知られるもの」の2種類の存在がある1)。それぞれ、主体と客体という。 文献1)によれば、主体とは感覚を受け取るもの…