題名:黒猫の導き 報告者:ダレナン 本記事は、この記事の続きです。 ひたひたと駆け寄り、そうしてささやく。「次は、あなたの番よ」と。そうして、いつも罠に嵌るのだ。そこに踏み込んではいけないと分かりつつも、罠に嵌るのだ。それが運命なら、いっそこのまま、運ばれてしまえばいい。そこに、自らの命の、宅急便としての黒猫が潜んでいるから。 「ピンポーン。こんにちは、宅急便です。」 ようやく荷物が届いた。待ちに待った、愛という荷物。 そうしてくるくると髪を回しながら、彼女は問いかける(図)…
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