地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

ケーキがある

題名:ケーキがある報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 ガチャっと手錠。どうやら逮捕。そのまま、Moon Town自警団と書かれてある宇宙船内に、僕は連れていかれた。 宇宙船の中には何やらいろいろな大きな計器が蠢いていた。そして、手錠を引…

どうやら逮捕

題名:どうやら逮捕報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 怪光線だと思い、(やった、こぶちゃんが蘇る)、と思いきや、そこに現れた怪航船。あれっ、宇宙船…?なの、これって、宇宙船なのか。もしかして、もしかして、未知との遭遇。 そうして…

宇宙船…?

題名:宇宙船…?報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 不毛である月の世界で、時折、がぁーーーーーーーっ、っとなるも、電波はいい具合に受信できていた。Patreonなるものを知るために、僕は、再び通信機のモニターの画面を見つめた。どうやら…

画面を見つめた

題名:画面を見つめた報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 想像と創造の果てにある作られた月の世界で、僕はひとりぽつんと残された。耳元で瀕死だったこぶちゃんの鳴き声が、今でも響いている。だから、もうラクダ、とは決していえない。ラク…

その感性には管制塔は応答しない。

題名:その感性には管制塔は応答しない。報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 父が目覚めたのは、会社の事業を大きく拡大させたのは、僕が生まれたからだったのかもしれない。僕を抱いて会社に戻ってからの父の手腕は、今でも伝説になっている…

神秘なる啓示

題名:神秘なる啓示報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 幹部一同は、おーーーと感嘆しているも、中には反発的な態度をとる人もいたらしい。ただ、その後、僕を抱えて会社に復帰した後の、父の手腕がものすごかったとのことだ。だれも、その手…

新しい命

題名:新しい命報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 父からイロン・ナーシ氏を紹介された当時、よくナーシ氏に言われたことがあった。ナーシ氏:「ノブヨシ殿の考え方、いつも実に、想像と創造にあふれていますねー。まさにCreate。Createrとい…

新世代のノアの箱舟

題名:新世代のノアの箱舟報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 イロン・ナーシ氏とは馬があったというのだろうか。いやラクダがあったとでもいうべきなのか。話していて毎回、旧友に逢う感じがした。年齢が異なるのに不思議な体験だった。ナー…

Moon Town計画

題名:Moon Town計画報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 こぶちゃんと一緒に寝るようになってから、ますますこぶちゃんと意思疎通が図れているよう気がした。こぶちゃんの鳴き声で、こぶちゃんが何を求めているのか、何がしたいのか、僕はすぐ…

宇宙へ飛び立つ前

題名:宇宙へ飛び立つ前報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 祖祖父から輸入商を営んでいた僕の家系は、比較的裕福な家系だったといえる。そのため、庭の敷地も広く、動物は、犬、馬や鶏はもちろんのこと、ラクダも飼っていた。それがこぶちゃ…